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2023.10.30

あの味に会いたくて~小樽花園宵街めぐり~①グルメあれこれ5選 

Tripeat編集部
Tripeat編集部

 小樽の夜を楽しみたいなら、なんといっても花園エリア。観光名所でもある「寿司屋通り」から一本入ると、そこかしこに細い路地や小路があり、個性豊かな居酒屋やスナック、バーが軒を連ねています。港町・小樽らしく、どこかレトロな昭和の雰囲気漂う花園エリアで、ちょっと一杯飲みませんか。「小樽花園宵街めぐり」の初回は、花園でしか出合えない、さまざまな味を求めて5つのお店を巡ります。

名店仕込みの自慢のたれ 豪快な「カニバケツ」も
 <串焼大将 花園店>

 地元の高校を卒業後、小樽で自動車整備士をしていたという「串焼大将」の店主・佐々木健二さん。25歳の時に一年発起し、ワーキングホリデーでニュージーランド(NZ)に行きました。そこで出会ったのが山梨にある焼鳥の名店「串焼大将」の代表で、ご縁があり「串焼大将NZ店」の立ち上げ・運営を手伝うことになったそうです。

串の一番人気、豚精肉。間違いない美味しさです

 その後、15年ほど前に小樽に戻り、実家の魚屋の軒先で始めたのが、持ち帰り専門の焼鳥店「串焼大将 小樽分店」。さらに、9年前には「串焼大将 花園店」をオープンさせました。「NZでやっていた時と味は同じ。小樽で受け入れられるか?と最初は不安でした」と語る佐々木さん。しかし、心配は杞憂に。ぜひ、NZと同じ自慢のタレで食べてみてほしいとのことですよ。

こちらが名物「カニバケツ」。冷凍ものは扱わないというこだわりのカニが、これだけ入って1980円!なんと、持ち帰りもOKです。そして、大人気の「ニシン串」は、小樽の隣町・余市から仕入れています

 そして、なんといってもこちらの名物が「カニバケツ」。地元の水産会社のカニが、小樽を通過し全て東京に行っていること、さらにコロナ禍でカニが売れずに困っていると聞き、「コロナだからこそやろう」と3年前から始めたサービスなんです。色も鮮やかで大きな紅ズワイガニが、どーんと運ばれてくると観光客はもちろん、小樽市民でもテンションが上がります! これを目当てに、来店する方も多いそうですよ。ただし、大人気店のため週末は予約必須。肉に魚、そしてカニをお腹いっぱい食べられる「串焼大将」に、ぜひご来店ください!

住所/小樽市花園3丁目10-14
電話/0134・23・4411
営業時間/午後5時半~10時
定休日/無休

新鮮な海の幸を存分に 紅しょうがザンギもぜひ
 <マルカツ小樽水産>

 誰が見ても海鮮居酒屋とわかる外観の「マルカツ小樽水産」。札幌でフードバーも経営されている店主の水野佑司さんは小樽出身で、観光客の方に新鮮な海産物を味わってもらえる店を…と7年前に店をオープンしました。やはり、観光客の方が多いそうで、週末は予約しないと地元の常連さんも入れないほどの盛況ぶりです。

 外観とは違い、店内は落ち着いた雰囲気。カウンターの他、個室も8室あるため、家族やご夫婦でゆっくり食べ飲みできるのも嬉しいポイントです。また、テーブルでホタテや牡蠣(かき)など、炉端焼きを楽しむこともできるんです。特に牡蠣が一番人気で、焼きのほか、「生」でも「蒸し」でも食べられます。さらに観光客に大人気というのが、「ぶっかけ溢れ寿司」。サーモンの巻寿司の上に、これでもかとイクラとサーモンの切り身、カニのほぐし身が散らされ、見た目もキレイでインパクトも大! もちろん、食べ応えも満点です。

やっぱり刺身が人気!一番人気は本マグロです

 四季によって入れ替えるという日本酒は、地元・小樽の田中酒造や、後志のニ世古酒造など、道内のお酒が揃っています。もちろん、レモンサワーやハイボールもありますよ。そんなドリンクにもぴったりのメニューが「紅しょうがザンギ」。マルカツ小樽水産オリジナルのザンギは、肉のまわりに紅生姜がまぶされており、ビールにも合う~!

ちょっと違ったザンギを…と考案された「紅しょうがザンギ」。紅しょうがのほどよい酸味が、揚げ物をさっぱりさせてくれます

 一度食べると、皆さんはまってリピートしてくれるそうです。海産物が美味しいお店ではありますが、ぜひいろいろと食べてみてくださいね。

住所/小樽市花園1丁目11-10
電話/0134・61・7227
営業時間/午後5時~10時半
定休日/日曜

「タレのスープ」の元祖 ホルモンは鮮度抜群
 <焼肉・ホルモン 三四郎 本店>

 いまや全国的にもすっかり有名になった、「焼き肉の後のタレにスープを加えて〆に飲む」という小樽の文化。その「タレのスープ」の元祖が、1960年創業の老舗店「焼肉・ホルモン 三四郎」です。花園銀座商店街にあり、夕方5時の開店からすぐに多くの常連さんが詰めかけるお店です。

 一番人気のホルモンは、洗う、切るなどの下処理に機械を使う店が多いなか、すべてが手作業で、もっとも仕込みに手間がかかるメニュー。真っ白なホルモンは朝に仕入れ、その日のうちに提供されるので鮮度も抜群なんです。ホルモンが苦手な方でも、三四郎のホルモンなら食べられる!という方も多いんですよ。

人気のホルモンは、鮮度抜群なのでクルンと丸まれば食べられます

 そして、こちらも人気という「牛タン」は厚めにカットされており、食べ応えも充分。三四郎はタレが美味しいんですが、牛タンはぜひ岩塩で食べてみてほしい一品です。また、柔らかくジューシーな生ラムや熊本産の馬肉のほか、牛、豚、鶏は部位もいろいろあるので飽きることなく食べられます。
 もちろん、肉のお供にはビールやサワーなどのドリンクも。最初の一杯にオススメなのが、「アサヒスーパードライ エクストラコールド」。キンキンに冷えたビールで、喉越しがたまりません。

〆のスープが楽しみで、肉を食べているともいえるほど美味しいスープ!!

 そして、お腹いっぱい食べた後は「スープください!」の一言を。肉のうま味が溶け込んだタレに昆布だしのスープを入れるとさっぱりまろやかになり、ゴクゴクと飲めちゃいます。小樽で焼肉を食べるなら、やっぱり「〆のスープ」は欠かせませんね。

住所/小樽市花園1丁目9-2
電話/0134・32・3991
営業時間/午後5時~翌午前1時
定休日/月曜
この空間がたまらない~小樽花園宵街めぐり~②居心地の良いお店6選

本場大阪の味にひと工夫 カリッカリの食感を
 <酒房 喜多楼>

 「酒房 喜多楼」の店主・柴田忠さんは、大阪出身。地元で飲食店を営んでいましたが、映画「男はつらいよ」の寅さんに憧れ、小樽にもふらりとやって来ました。当初は知人もいないなか、小樽に大阪の味を提供する店がなかったことからチャンスを感じ、花園に「喜多楼」を開店。今年9月で開業13年になります。

串カツの人気メニューの1つが「なにわ紅生姜」(写真中央)。味も大きさも、紅生姜はこれじゃなきゃダメだそうで、大阪から仕入れています

 名物は、やはり大阪の味「串カツ」。パン粉を細かな粉末状にしているので、本場よりも生地が薄くてカリッカリの食感に。また、喜多楼オリジナルの串カツ用ソースは、地元・大阪の味より、酸味がマイルドなのもポイントです。注文を受けてから串に刺すのもこだわりで、衣がふやけてしまうとおいしさが半減するため、テイクアウトはお断りしているそうですよ。

厚さ3センチのふわふわなお好み焼きも大人気。小麦粉を炭酸で混ぜるのがポイントだそうで、隠し味の一味も効いています

 「人を楽しませるのが好き」という、明るい柴田さん。じつはもう1つの顔を持っており、小樽のお祭り会場でよく見かける、映画「パイレーツオブ・カリビアン」のジャック・スパロウ(仮装)なんです! 

小樽を盛り上げたいと、イベント時に行っている仮装も今はすっかり定着し、各地からお呼びがかかることもあるそうです。

店内には、大阪・通天閣で見かける幸運の像「ビリケンさん」が

 のちに小樽で出会って結婚したという奥様と、夫婦二人三脚で営む「喜多楼」。目印は、昭和の香り漂う赤ちょうちん。花園をもっともっと明るく盛り上げたいと、ぶら下げているそうですよ。

住所/小樽市花園1丁目11-17
電話/0134・24・6338
営業時間/午後6時~10時(L.O.9時半)
定休日/日曜・月曜
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海外での経験が生きる アジアンメニューの美味
 <パサール食堂>

 オープンして丸4年という「パサール食堂」。じつは、かつて花園で18年間営業していた、超人気居酒屋「くいもんや すがわら」のご夫婦が始めた新しいお店です。

 ご主人の菅原 輝男さんは、かつて、上海やベトナムのホテル「グランドハイアット」で調理を担当。大使館のコックを務めたこともある料理人なんです! また、ホールを担当する妻・直美さんもマレーシアやシンガポールなど、海外の飲食店で働いてきたご経験があり、食堂の2階で営む民泊には多くの外国人観光客が長期滞在していくそうです。

ササギがのった「パサール オリジナルピザ」も美味。旬の野菜が使われるので、アスパラだったりタケノコだったりするそうですよ

 メニューにはそんな海外経験が感じられる味も。アジアンメニューの「蒸しギョーザ」は台湾名物で、モチモチの皮に包まれた肉は、しっかりと味が付いているのでタレがいらないほど。具を一晩半寝かせることで、味が染みるんだそうです。そのほか、シューマイやビーフンなども美味ですよ。

(左)台湾名物「蒸しギョーザ」。ピリ辛なのでビールが進む!/(右)アジアンメニューの1つ、シューマイも美味。1個のサイズが大きくて食べ応えもありです

 そして、最後のお楽しみが「クリームソーダ」。じつは奥さんの直美さんは、花園にある老舗喫茶店「ミレット」の娘さんということもあり、ご自身も大好きな喫茶店の味としてクリームソーダがあるんです。〆パフェならぬ、〆クリームソーダもおつなものです。

画像:喫茶「ミレット」の味、クリームソーダがこちらでも味わえるなんて
住所/小樽市花園3丁目9-7
電話/090・8708・8817
営業時間/午後5時~9時半
定休日/月曜・日曜・祝日
   ※11月20日まで休業
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