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2023.10.28

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉華隆(日新商会)=北斗市*ホッキのうまみ 包み込む

北海道新聞記事
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1番人気の「ホッキしゅうまい」。「しゅうまいの日」と定めた毎週土曜には、シューマイを求める人の列ができる
1番人気の「ホッキしゅうまい」。「しゅうまいの日」と定めた毎週土曜には、シューマイを求める人の列ができる(藤井泰生撮影)

 一口食べるとじゅわっと肉汁があふれ、ホッキのだしが香る。シューマイの上に渦巻き状にのった紅色の身は、かむほどに甘さが広がる。北斗市の日新商会の食品事業「華隆(かりゅう)」の1番人気は「ホッキしゅうまい」(8個1400円)だ。

 日新商会は1928年(昭和3年)、「新関金物店」として開業。金物屋を続けながら、2005年からシューマイを販売する。

 開発のきっかけは、東京へ出張することが多かった代表の新関隆さん(72)がお土産にいつもシューマイを買って帰ってきたことだ。当初は家族で楽しんでいたが、約20年前に「(店舗がある)上磯駅前の商店街を食で活性化させたい」と、北斗市の特産品ホッキ貝を使ったシューマイを思い付いたという。

 「ホッキしゅうまい」は、主に北斗市産のホッキ貝を使用。仕込みでは、貝を開き、貝柱、貝ひも、身を分ける。中の「タネ」は貝柱とひもを細かく刻んで豚ひき肉、タマネギと混ぜて作る。豚ひき肉は脂が少ないところを使い、粗びきと細かいものの2種類を合わせて食感を残した。タネを包んだ後、切れ込みを入れたホッキの身をシューマイの上にのせる。約10分蒸して、粗熱が取れたらマイナス30度で急速冷凍する。

老舗金物店の一角で「華隆」のシューマイを販売する
老舗金物店の一角で「華隆」のシューマイを販売する(藤井泰生撮影)

 06年からは次々と新商品を開発している。現在は渡島管内七飯町産の王様しいたけや函館産のガゴメコンブを使った商品など、8種類を販売。他にも催事ごとに限定商品を発売する。

 素材の味を楽しめるように、タマネギの水分量や味付けなど細かいところまでこだわっているという。新関さんの妻由紀子さん(72)は、「何もつけずに食べてみてほしい。道産食材を使っているので、今後も地域の方に楽しんでもらいたい」と話している。 (木古内支局 足立結)

▼所在地 北斗市飯生3の2の12
▼電話 0138・73・2136
▼営業時間 午前9時~午後6時
▼取り寄せ 自社ホームページのオンラインショップ(http://www.karyu-hokki.com/)またはファクス0138・73・7964から
▼定休日 日曜日
▼交通 道南いさりび鉄道上磯駅から徒歩約5分

(北海道新聞2023年10月27日掲載)

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