北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.11.15

From北海道新聞

郷土食「なんこ」販売復活*歌志内「肉の木村」閉店以来10カ月ぶり*創業者の娘継承*冷凍自販機を設置

北海道新聞記事
北海道新聞記事
なんこの味噌煮などが手軽に購入できる木村精肉店の自販機
なんこの味噌煮などが手軽に購入できる木村精肉店の自販機

 【歌志内】市内文珠の「木村精肉店」が、郷土食のなんこ(馬の腸)加工品などを扱う冷凍自動販売機を設置した。なんこは昨年末に取り扱っていた店が閉店し市内で入手できなくなっていたが、約10カ月ぶりに市内で販売を再開。住民らは喜んでいる。

 なんこはみそ煮などにされ、炭鉱マンにスタミナ食として愛されてきたが、最近は正月など親戚が集まった時に食べる料理として親しまれている。

 なんこは「肉の木村」(歌神)が市内で唯一販売していた。だが閉店以来、同店創業者の木村厚さん(88)らに住民から惜しむ声が寄せられるようになった。看護師だった次女、吉田琴美さん(62)は「父の味が途絶えてしまうのはもったいない」と考え、創業当初の「木村精肉店」の名前に戻し、なんこ加工品を再び製造販売することにした。

 吉田さんは、厚さんらから、味付けや仕込みを約1か月間学び、8月に自宅横に加工場を整備。9月末、加工場前に自販機を1台設置した。

 商品は「なんこの味噌煮」(180グラム800円)「生なんこ」(500グラム1200円)、ラムジンギスカン(300グラム900円)など5種類。自販機は「道の駅うたしないチロルの湯」近くの道道赤平奈井江線沿い。味噌煮を購入した市内の団体職員佐藤友美さん(44)は「また買えるようになってうれしい。自販機だと気軽でいいですね」。

 吉田さんは「一番人気は味噌煮。市外のお客さんに『頑張ってずっと続けてほしい』と言われてうれしかった。今後は商品を増やしたい」と話している。(宍戸透)

(北海道新聞2023年11月8日掲載)

看板サケとば 自販機で*創業85年 日高の水産卸・加工「金村商店」*店舗は閉鎖*「形変え再スタート」
北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP