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2023.11.22

「2023ミュンヘン・クリスマス市」開幕 聖夜まで1カ月のカウントダウン~12/25まで~札幌・大通公園2丁目

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

勢ぞろいしたドイツの味。器は洗って使えるリターナブル。ビールは通常は紙コップ
ドイツの味が勢ぞろい。器は洗って使えるリターナブル。ビールは通常、紙コップですが、撮影用にグラスをお借りしました

クリスマスを盛り上げる雑貨が勢ぞろい

 クリスマスムードを盛り上げる札幌の冬の風物詩「2023ミュンヘン・クリスマス市」が11月22日(水)、札幌市中央区の大通公園2丁目で始まりました。クリスマス雑貨が販売されているほか、プレッツェルやソーセージ、アイスヴァインなどの料理、ホットワインやビール、ホットチョコレートなどドイツの味を楽しめます。

クリスマスソングが流れているクリスマス市の会場
クリスマスまでの1カ月のカウントダウンが始まりました。会場にはクリスマスソングが流れています

 クリスマス市は、札幌とドがイツ・ミュンヘンの姉妹都市提携30周年を記念し、2002年から開かれており、札幌市民にとっては、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむ恒例のイベントとなっています。今年は飲食店15店を含む計33店が出店しています。

サンタ柄のマグカップやシュトーレンなどが並ぶ店頭
サンタ柄のマグカップやシュトーレンなどが並びます
キラキラ輝いているガラス製のオーナメント
ガラス製のオーナメントがキラキラ輝いています

 ツリーや壁に飾る木製や布製のオーナメントやスノードーム、ガラス細工、クリスマスソックスなど、さまざまなクリスマス雑貨の店が軒を連ねます。緑と赤に彩られたり、サンタやツリー、ベルなどが描かれたマグカップやコースターなども販売されています。

サンタの姿のものもある、マトリューシカがずらり並んだ店頭
マトリューシカがずらり。サンタの姿のものも
好みの顔や表情をじっくり選べる、サンタの数々
サンタがせいぞろい。好みの顔や表情をじっくり選べます

 ロシアの工芸品マトリョーシカのサンタやアフロヘアのようなファンキーな髪型のサンタ人形なども並んでいます。シナモンの香りの紅茶やシュトーレン、ジンジャークッキーなど、クリスマス気分を盛り上げるティータイムのお供も豊富です。

ドイツの伝統菓子ローストアーモンド 会場で焙煎

会場で焙煎されるローストアーモンド
会場で焙煎されるローストアーモンド

 フードのお店は、会場の西側と東側に南北に並んでいます。東側にあった「ハンセンのアーモンド工房~ドイツsince1930」は、ローストアーモンドの専門店。ドイツではクリスマスの定番のお菓子だそうで、本場はシナモンが一般的ですが、ここではそれに加え、チェリーとバニラ、カカオの4種類を販売しています。プレハブ内の焙煎機でローストし、できたてを販売しているため、周囲には甘く香ばしい香りが漂っています。Sサイズ(100グラム)1000円からで、Lサイズ(300グラム、3000円)とXLサイズ(400グラム、3500円)は4種類をミックスできます。

グリューワイン、ホットビール、アイスバイン…本場ドイツの味

ソーセージやアイスバイン、シュニッツェルなどのドイツ料理。飲み物は左からランドビア、グリューワイン、ホットチェリービール
ソーセージやアイスバイン、シュニッツェルなどドイツ料理が並びます。飲み物は左からランドビア、グリューワイン、ホットチェリービール

 せっかくなので、ドイツらしいフードとドリンクを探してみました。東側の「マイゼル&フレンズ」で、「日本初上陸」というドイツのビール会社バイロイターの「ランドビア1857」(M、700円)を購入。この店は、ビールやソーセージなどをドイツから独自に輸入しているそうです。手作りというグリューワイン(600円)と、珍しいホットチェリービール(700円)も試してみましょう。

 ランドビアは正統派ラガー。きれいな黄金色で、すっきりとした飲み口ですが、ちょっとスパイシーさも感じます。グリューワインは、リンゴの香りがさわやかで、はちみつの甘さがきいており、心なしかとろりとしているように感じます。これは寒い日にぴったり。ホットチェリービールは、フルーティーな香りで、さわやかな酸味があり、すっきりと楽しめます。

環境に優しいイベントを目指して、石油性プラスチックではないフォーク
お皿やコップ、フォークなどは石油性プラスチックを使わず、環境に優しいイベントを目指しています

 ミュンヘン・クリスマス市は、環境に優しいイベントを目指しており、食器に使い捨ての石油製プラスチックを使っていません。ビールやワイン、コーヒーなどは紙コップや陶器カップ、お皿は使い捨てではなく、洗って再利用できる、非食用のお米でつくる国産バイオマスプラスチックのライスレジン製です。フォークやナイフは使い捨てですが、木製です。今回は撮影のため、ビールは特別にガラスのグラスに入れてもらいました。

手のひらサイズのごろんと大きいアイスバインの豚すね肉
ごろんと大きいアイスバインの豚すね肉。きゃしゃではない手にも負けず劣らずの存在感

 西側に出店していた「サッポロビール園」で、アイスバイン(1200円)を見つけました。塩漬けにした豚のすね肉をホロホロになるまで煮込んだ料理で、ザワークラウトが添えられています。1皿購入してびっくり!私のこぶしほどもある豚肉の塊がごろんとのっています。簡単にフォークが入るほどよく煮込まれており、肉の線維がホロホロとほぐれます。粒マスタードをたっぷり付けていただきます。優しい塩味で、シンプルに豚肉の味を楽しめます。

デミソースやニョッキがぴったりの豚肉のシュニッツェル
豚肉のシュニッツェル。デミソースやニョッキがぴったり

 西側の「ヴァイセス・シュトラーセン・カフェ」で、シュニッツェル(1000円)も購入。本来は牛肉ですが、これは三元豚です。たたいて薄くのしたお肉に衣を付けて揚げ焼きされており、ニョッキとデミソースが添えられています。お肉はカリッと香ばしく、マッシュルーム入りのデミソースとよく合います。もちもちとしたニョッキはバジルの香りがして、塩気でビールが進みます。

マスタードたっぷりがお勧めというドイツのソーセージ、ブラートブルス
ドイツのソーセージ、ブラートブルス。マスタードたっぷりがお勧め

 ドイツといえば、ソーセージ。ドイツ街角の味ブラートブルス(5本、1000円)とバタープレッツェル(600円)が、東側の「ヒンメル・デア・バイエルン」にありました。ブラートブルスはドイツの屋台の味を再現したそうで、ザワークラウトとたっぷりのマスタードが付いています。白ソーセージで、甘めの香りのハーブマジョラムが練り込まれています。マスタードたっぷりめがおいしい。バタープレッツェルはもっちりとしていて、発酵バターの香りがします。

今年最後の外飲み 暖かい飲食用テントも

日差しの下、外飲みを楽しむ来場者ら
日差しを浴びて、今年最後の外飲みも
飲食用のテントも設置された会場
夜や肌寒い日には、飲食用のテントもあります

 この日の最高気温は13.9度と、10月下旬並みの暖かさ。外のテーブルで食べていても、寒さは感じず、初冬の日差しを受けながら、ドイツの味を楽しむことができました。会場内には飲食用のテントもあるので、夜や寒い日には、そちらがいいかもしれません。

 ただ、暖かいとはいえ、もう冬の目の前。今回は撮影もあり、フードをあちこちで買い求めてテーブルに並べましたが、アツアツのお料理もすぐに冷めてしまいます。1品ずつ食べたいものを買って温かいうちに食べるのがお勧めです。

飲食物の持ち込みはできないものの、会場に設置されている休憩室
飲食物の持ち込みはできませんが、暖かい休憩室も
クリスマスの飾りがある休憩室
休憩室にもクリスマスの飾りが

 会場内には飲食物の持ち込みはできませんが、暖かい休憩室もあります。ペレットストーブがたかれており、クリスマスグッズも飾られているので、寒くなったら一時避難できます。

 ここで、お得情報をひとつ。平日限定ですが、午前11時から午後1時まで、各店20食限定でワンコイン(500円)プレートを提供しています。ソーセージをはさんだホットドッグやローストビーフサンド、ホットココアとスライスしたシュトーレンのセットなど、気軽にランチやお茶を楽しむおさいふに優しいメニューも用意されています。

 クリスマス市は12月25日(月)までの午前11時~午後9時(午後8時45分ラストオーダー)。期間中、お休みする日がある店もあります。

2023さっぽろホワイトイルミネーション点灯開始 冬のまち彩る鮮やかな光 中心部5カ所で
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

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