札幌の冬を色とりどりの光で彩る「2023さっぽろホワイトイルミネーション」が11月22日(水)、札幌市中央区の大通公園や駅前通など5会場で始まりました。大通公園は1~6丁目では、それぞれのテーマに沿ってライトアップされるほか、中心部の4カ所でも夜の札幌を美しい光で彩っています。
ホワイトイルミネーションで使われる発光ダイオード(LED)は例年並みの約75万個で、会場は大通公園のほか、駅前通、南1条通、札幌市北3条広場(アカプラ)、札幌駅南口駅前広場の計5カ所です。
目次
花、雪、星…モチーフ多彩に
@大通公園
ディズニー映画とコラボ(1丁目)
大通公園1丁目は「羽ばたきの『ウィッシュ・バーズ』」と題し、12月15日に公開されるディズニー100周年記念映画「ウィッシュ」とコラボレーションしています。翼のオブジェや札幌の鳥カッコウをモチーフにしたデザインで、白とゴールドのゴージャスな雰囲気です。西側から写真を撮ると、テレビ塔も入ります。
「クリスマス市」も楽しんで(2丁目)
2丁目はクリスマスオブジェ「Gift of Snow」が飾られ、会場で販売しているウィッシュカードに願い事を書いて、オブジェに結ぶことができます。「2023ミュンヘン・クリスマス市」の会場にもなっており、クリスマスグルメを楽しみながら、イルミネーションを鑑賞できます。
「2023ミュンヘン・クリスマス市」開幕 聖夜まで1カ月のカウントダウン~12/25まで~札幌・大通公園2丁目
ライラックにスズラン、ハマナス表現(3丁目)
3丁目は「彩りの『ウィンター・ブロッサムス』」として、ライラックを模したシンボルオブジェのほか、札幌の花のスズラン、北海道の花のハマナスのモチーフとコラボレーションしています。シンボルオブジェは赤色に色づくこともあります。ライラックの紫色に加え、白や赤など5色の光がまたたきます。地面にもスズランや水玉模様の光が投影され、子どもたちが光と追いかけっこして楽しんでいました。
光のトンネルで「雪の回廊」(4丁目)
4丁目は「夢見る『スノー・ファンタジア』」。雪の結晶をテーマに、雪の回廊をイメージした光のトンネルがつくられています。白の渦巻き状の回廊は中を通り抜けることができ、グリーンの雪の結晶がまたたいています。明かりが付いたり消えたりするコントラストが美しく、「暗い闇があるから明かりが映える」ということがよく分かります。
青く輝く星や宇宙(5丁目)
5丁目は「星降る『コズミック・スクエア』」と題し、星や宇宙をモチーフにしており、青色の光に包まれています。透明な大小のドームが出現し、人の動きに応じて演出が変化します。大きなドームの中には、ミラーボールと銀色の玉がぶら下げられており、光に反射してキラキラとまたたきます。
馬が駆け抜ける緑色の光の森(6丁目)
「煌めきの『エメラルド・フォレスト』」と銘打った6丁目は一転、緑色の牧場の風景です。緑色の光の森にゴールドの光がまたたき、馬も駆け抜けています。光の迷路もつくられており、光に囲まれながら散策を楽しむ人も多くいます。
大通公園は12月25日(月)までの午後4時~10時。12月23日(土)~25日(月)は翌午前0時まで点灯します。
沿道や広場を表情豊かに演出
@札幌駅~南4条
駅前通は、北4条から南4条まで、約1.5キロの沿道の街路樹にLEDを取り付けています。札幌駅からすすきのまでを銀色の光でつなぎ、華やかな気分を演出します。来年2月11日(日)までの午後4時半~10時。12月23日(土)~25日(月)は翌午前0時まで。
札幌駅南口駅前広場では、青色の大きなドームやオレンジ色のゲート、透明なドームの中に咲くピンクや緑色の花など、カラフルなオブジェが並びます。札幌ステラプレイスや駅前のオフィスビルの明かりも借景に、楽しげな雰囲気がかもし出されています。来年3月14日(木)までの午後4時半~翌午前0時まで。
北3条広場(アカプラ)は、青と白の光で幻想的な雰囲気。近隣のビルの室内を照らす温かみのある黄色の光とあいまって、冬の静けさを感じます。ただ時折、音楽に合わせて白と青の光が点滅したり、フラッシュのように交互にまたたき合うショーのような時間もあり、動画を撮っている人も多くいました。来年3月14日(木)までの午後4時半~10時。
南1条通は、西1~3丁目をライトアップ。街路樹に金色と銀色のライトを取り付けており、ゴージャスな雰囲気。雪が降ってからのイルミネーションもきれいですが、黄色の葉を付けたイチョウの木とのコラボレーションも見事です。金色の木は時折、上から下へじすくがたれるように、光が点滅します。来年3月14日(木)までの午後4時半~10時。