「2024さっぽろ雪まつり」が開幕しました。大通、つどーむ、すすきのの各会場に計196基の雪像や氷像が並び、迫力ある大雪像や雪遊び、幻想的な氷像などを目の当たりにし、観光客や市民が感動を新たにしています。計123基の雪像が並ぶ大通会場には飲食ブースもあります。会場で見つけた「雪まつりグルメ」をリポートします。
目次
ぎょれんやよつ葉が北海道の味覚を提供<5丁目>
大通5丁目会場には、4店が出店。「にくのくに北海道」では、「北海道産牛汁」を提供しています。「牛汁」とは、北海道が牛肉とジャガイモの生産量1位であることから、里いもと牛肉でつくる山形県の郷土料理「いも煮」をヒントに、開発されたメニューだそう。ほかに、豚ジンギスカンと豚ホルモンも販売しています。豚ジンギスカンは柔らかく焼き上げられ、ショウガの味と香りがしっかりきいていて、甘塩っぱく、ビールが進む味です。
「ぎょれん」のブースでは、「照り焼きホタテ串」と「秋鮭ザンギ」、「ホタテミルクスープ」を販売。店頭にはホタテ串が山のように盛られ、次々と売れていました。1串に3個のホタテが付いており、甘塩っぱい照り焼きのたれで味付けされています。ホタテミルクスープは乳業メーカーよつ葉とのコラボ商品で、濃厚なホタテだしにミルクとバターが加わり、クリーミーでリッチな味わいです。
「よつ葉」のブースでは、ホットミルクや「北あかりのじゃがバター」、ソフトクリームなどを販売。「鮭とチーズのクリームコロッケ」はぎょれんとの共同開発で、クリーミーなホワイトソースにたっぷりのチーズとほぐした鮭が入っています。「濃厚ホットショコラ」は市内の菓子店ショコラティエマサールとのコラボ商品です。
「よりみちオアシス」では、昭和初期創業の老舗和食店「平日本橋店」のおでんセットやだしに漬けた揚げかまぼこなどを販売しています。おでんセットは大根とゴボウ入りのかまぼこ、こんにゃくが入っており、どれもだしの味がしっかりしみています。
会場では、サントリーの缶ビール「トリプル生」350ミリリットルを200円で販売しており、QRコードをスマホで読み込み、LINEでアンケートに答えると、100円で購入できます。
肉串、揚げいも、じゃがバター…。湯気と煙に誘われて<4丁目>
4丁目会場には、6店が並びます。大ぶりの和牛や牛タンの串、ご飯とチーズを肉で巻いた「丘珠肉巻き棒」がもくもくと煙を上げて焼かれており、おいしそうなにおいで食欲がそそられます。ふかした熱々のじゃがバターやイカ塩辛乗せを買い求める観光客もいました。
灯台ツブやたこザンギ、たこ足の串、いかめし、あげいもなども並び、気温が低いだけに、どの店からも湯気が立ち上り、目移りします。
その中から、「雨のち晴れ 澄川本店」で「真たら白子天ぷら」と「真たら白子汁」、「小樽飯櫃」で「四元豚焼売」と「海鮮ホタテ汁」を買ってきました。寒いので、飲み物はブラックニッカのお湯割りとホットワインサングリア。
白子の天ぷらは外側はサクッ、中はとろりとしていて、表面に振ったちょっと強めの塩気がいい感じです。白子汁は白子がたっぷり、8個ほど入っており、シンプルな塩味が冷えた体にしみます。ホタテ汁にはベビーホタテが2~3個、カニ風味の大きなすり身が3個、ごろり。海鮮のだしがきいたうまみのあるスープです。直径7~8センチの大ぶりな焼売は食べ応えがあり、よく練られた肉だねがなめらかです。
サングリアはシナモンなどスパイスの香りがしっかり効いており、レモンの酸味とはちみつのような優しい甘さがあり、食事にも合います。お湯割りにもサングリアにもレモンスライスが入っているのがうれしいところです。
道内17の酒蔵が自慢の日本酒を出品<10丁目>
10丁目会場には、北海道酒造組合が出店。道内の酒造メーカー15社、17の酒蔵の約70種類の日本酒をショット(50ミリリットル、100円から)で提供しています。気に入ったお酒はボトルで購入することもできます。
熱燗もあります。北の勝「鳳凰」などのワンカップはそのまま湯せん。ちろりで温めていた千歳鶴「柴田」をいただきます。熱めの燗がしみます。珍味などのおつまみも販売しています。
物販ブースや「とうきびワゴン」も
大通1丁目会場には、物販ブースが並びます。むかわ町は「むかわ竜」のぬいぐるみや恐竜関連グッズを販売。カップにたっぷり入った「つぶ煮込み」は、毎朝漁師さんが調理したものを持って来るそうです。
大通1丁目のテレビ塔下では、「食のおもてなし市」を開催しています。じゃがバターや石狩汁、ザンギ、道産素材のスイーツなどの店が軒を連ねます。毎日午後1時と3時には、さっぽろテレビ塔のマスコットキャラクター「テレビ父さん」もやってきて、記念撮影もできます。
大通6丁目には、夏の大通公園の名物「とうきびワゴン」が出店。焼トウキビやゆでトウキビ、じゃがバター、焼きいもを販売しています。
雪まつりでしか購入できないお土産も手に入れました。5丁目には、茨城県と栃木県の観光PRブースが出展しています。栃木県産とちおとめをフリーズドライにしたお菓子「恋するいちご」は普段は栃木県でしか買えません。
大通4丁目会場では、冬限定で製造されている人気のお菓子「スノーサンド」の雪まつり限定バージョンが販売されています。生チョコレートをカリカリのラングトシャで挟み焼きにしたもので、通常扱っている大丸札幌店や新千歳空港のショップでは行列必須。売り切れることも多い人気ぶりです。雪まつり会場でも多くの人が列をつくり、約15分並んで買うことができました。
さっぽろ雪まつりは2月11日(日)まで。
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