【深川】市内唯一の都市型ホテル「ラ・カンパーニュホテル深川」の新しい総料理長に、林琢磨さん(42)が就任した。老舗の「ホテルオークラ札幌」で洋食の責任者を務めた経験を買われた。25日からランチメニューを一新し、「四季折々の食材を使った料理を届けたい」と意気込む。
旭川生まれ。岩見沢西高卒業後、岩見沢の葬儀場にアルバイトとして入り、調理担当に。その後、ロイトン札幌や札幌パークホテルなどで経験を積み、2012年から20年までオークラで腕を振るった。
オークラ時代は「老舗の看板を背負い、昔ながらの厳密なレシピで、高いクオリティーの料理をつくることを求められ苦労した」と振り返る。
「腕試し」として、各種料理コンテストにも出場。18年にはオランダ食肉産業協会が主催する全国コンテストで優勝した。納得がいく料理ができるまで2~3日、徹夜して挑んだこともあった。
オークラ退職後は道内各地のホテルを経て21年12月に深川に来た。「コメは粒が立っており抜群においしい。地域の食材を使ったメニューをつくり、料理を通して地域に貢献できれば」と語る。
新メニューは魚と肉をメインに据えた「カンパーニュランチ」(2200円)と「パスタランチ」(1600円)。3人のシェフとともに「家では食べられない料理を提供したい」と話す。
ランチタイムは午前11時半~午後2時。問い合わせは(電)0164・23・2121へ。(斎藤雅史)
(北海道新聞2022年4月20日掲載)
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