小樽散策をしていてちょっと休憩…という時に訪れたいカフェ。北海道小樽市には小さなカフェがあちこちにあるので、これからの季節、カフェ自体を目的にあちこち歩いてみても楽しいはず-。というわけで、JR小樽駅周辺エリアに続く第2弾、今回は、観光スポットも多く立ち並ぶ、南小樽駅周辺エリアのオススメカフェ5軒をご紹介します。
目次
ガラスの器で味わう和風カフェ くぼ家
観光客が多く訪れる堺町通りの、ちょうど中心辺りに位置する、和風なたたずまいのカフェです。1907(明治40)年建築で、小樽市指定歴史的建造物の旧久保商店の建物を活用した人気のお店です。
実は、元々この場所には、2016年まで「さかい家」という喫茶店がありました。さかい家は、堺町通りがまだ観光地化する前の1985年にオープン。レトロな雰囲気で小樽市民や観光客に愛され31年間営業していましたが、2016年に惜しまれつつ閉店することになります。
そこで、同じ堺町通りで大正硝子館など工芸硝子店を経営しているアートクリエイトが、後を継ぐような形で翌年にくぼ家をオープン。家具や調度品などはそのまま、以前の雰囲気も残しながらも、硝子店らしく、耐熱ガラスの器で提供するというくぼ家の新たな魅力も加わりました。冷たい飲み物、スイーツはもちろん、コーヒーや抹茶ラテなどホットメニューも素敵なガラスの器でいただけます。
レトロな建物の雰囲気とガラスの器は相性もピッタリ。ぜひ、ガラスの器も愛でながらひと休みしてくださいね。
住所/小樽市堺町4の4 |
TEL/0134・31・1132 |
営業時間/10時~19時 |
定休日/無休 |
駐車場/無 |
やっぱりオススメ 小樽洋菓子舗ルタオ
観光客の多い堺町通りの中でも、特に有名な「小樽洋菓子舗ルタオ」。通り沿いにはルタオパトスやルタオプラスなど関連のお店がありますが、オススメはやっぱり本店です。2階の喫茶室では、大人気のチーズケーキ「ドゥーブルフロマージュ」の他、様々なスイーツを楽しめます。
もう1つお教えしたいのが、同じく堺町通りにあるルタオパトスでのみ味わえる紅茶「小樽の香り」です。ルタオの紅茶は、100%セイロン茶葉にフランスのフレーバーをブレンドした香り豊かな美味しさ。
なかでも「小樽の香り」は、小樽運河のレトロなガス灯をイメージしたキャラメルとオレンジ、異国の雰囲気を感じさせるジャスミンとストロベリーの香りをブレンドしたフレーバーティーです。お土産として茶葉も購入できるので、紅茶好きの方はぜひお試しください。
住所/小樽市堺町7の16 |
TEL/0134・40・5480 |
営業時間/9時~18時 |
定休日/無 |
駐車場/特約駐車場(16台分)あり |
薪ストーブや真空管アンプに囲まれ至福の時を 「自家焙煎珈琲 はち」
南小樽駅から徒歩3分ほどの場所にあります。1996年に別の場所で開店しましたが、2001年この場所に移転オープンしました。
古い民家を改装した店内には薪ストーブや柱時計、真空管アンプなどが置かれ、なんとも落ち着ける雰囲気。使い込まれた木製のテーブルや椅子で飲むコーヒーは、まさに至福の時を感じさせてくれます。
自家焙煎のコーヒーは、豆と水の量で注文するという面白いスタイル。オススメは、一番人気という「25g120㏄」です。コーヒーと共にいただきたいのが、開店当初からあるという自家製パンを使った「シナモントースト」。パンの耳はカリッと香ばしく、中はふわふわもっちりで、甘すぎないシナモンシュガーがバターと相まって本当に美味! ぜひ試してもらいたい一品です。
住所/小樽市住吉町12の1 |
TEL/0134・27・6408 |
営業時間/11時~17時半 |
定休日/水・木曜 |
駐車場/2台 |
小樽市民が足繁く通うおすすめカフェ5選~その①小樽駅エリア
和洋折衷な文学カフェ&文豪バー 「魁陽亭 越治(かいようてい こしじ)」
かつてこの場所に、小樽ゆかりの作家・小林多喜二や伊藤整も通った「喫茶 越治」がありました。そんな歴史や文化を感じられる場所として、2020年2月にオープンしたのが文学カフェ&文豪バーです。
入り口から2階に上がり店内に入ると、レトロかつ和洋折衷な雰囲気となっており、洋室の「文学の杜」や個室の和室「越治」「魁陽」など、大正ロマンなインテリアも楽しめるお店です。
ランチもありますが、「抹茶パフェ」や「クリームソーダ浪漫」など、店の雰囲気にあったスイーツやドリンクがおススメ。エッグノック(カスタード風ドリンク)やビチェリン(チョコレートドリンク)など、他ではあまり見かけないメニューもありますよ。
住所/小樽市花園1丁目1の6 |
TEL/0134・61・7682 |
営業時間/火~金曜:11時半~21時(L.O. 20時半)、土日祝11時半~19時(L.O. 18時半)9月以降は要確認 |
定休日/月曜 |
駐車場/無 |
朝7時オープン、毎朝通いたい 喫茶ハシビロコウ
朝早くから小樽を楽しみたい!という方にオススメです。住宅街にある古い民家を改装し、2020年12月にオープンした比較的新しいお店ですが、すでに足しげく通う常連さんも多く、なかには1日に3回も訪れるツワモノもいるとか。
店主の原さんは、元ガラス職人。そんな原さんが「ずっと気になっていた」という大型の鳥・ハシビロコウが店名となっており、店内にもハシビロコウの絵やグッズ、本などが並んでいます。
イチ押しは、朝7時~11時まで提供されている「モーニング」で、お値段なんと400円! 自家焙煎のコーヒーなど選べるドリンクに、トースト半分とゆで卵がついてこのお値段はかなりお得です。さらに、30種類近いジャムがついてくるのが楽しみのひとつ。なかなか見かけない変わったものから、店主手作りのジャムもあり、いろいろ試しているとトースト半分では足りません。でも、だからこそ、毎日通いたくなるのかもしれませんね。朝7時からオープンしている貴重なお店ですので、早朝からぜひお越しください。
住所/小樽市入船3丁目17の24 |
TEL/080・6096・7486 |
営業時間/7時~21時(L.O.20時半) |
定休日/月、火曜 |
駐車場/3~4台 |
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