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2022.05.27

小樽市民が愛するソウルフード「あんかけ焼きそば」オススメ3選

Tripeat編集部
Tripeat編集部

 「小樽で何食べる?」となった時、すっかり定番になっているのが「あんかけ焼きそば」。
 アツアツのあんがたっぷりのあんかけ焼きそばは、かつて小樽運河の界隈で働いていた港湾労働者の体を温め、おなかを満たした栄養満点のメニューとして人気となり、今も変わらず小樽市民に愛され続けているソウルフードです。
 2022年3月には、文化庁が、地域で受け継がれ愛されている食文化を掘り起こし、100年続く食文化として継承することを目指す「100年フード」として、「小樽あんかけ焼きそば」を認定。ますます勢いに乗る小樽の「あんかけ焼きそば」、オススメ3選をご紹介します。

小樽中国料理 好(ハオ)

小樽中国料理「好」が店を構える「協和浜ビル」
1933年建築の「協和浜ビル」を活用したレストランは運河界隈の散策途中にも寄りやすいと人気です。

 小樽運河・浅草橋街園の目の前にあり、小樽市指定歴史的建造物を活用した中華レストラン「好(ハオ)」は1988年にオープン。歴史的建造物の「協和浜ビル」は、海運関係の会社が多数入居していた小樽のテナントビルの草分けであり、俳優・石原裕次郎の父が支店長を務めていた山下汽船が入居していたことでも知られています。

 こちらの人気メニューは、「五目あんかけ焼そば」と「海老あんかけ焼そば」。そして、定番の2品より「ちょっとリッチなあんかけ焼きそばを食べたいな…」という方にオススメなのが「蟹あんかけ焼そば」です。

 焼いた麺の上には白菜、ニンジン、小松菜、キクラゲ、玉ねぎが入ったあんがかけられ、さらにその上には蟹のむき身がたっぷり。どなたにも好まれる醤油ベースの味に蟹の風味が加わることでさらに味わい深く、食べ応え満点のメニューです。

「好」の「蟹あんかけ焼きそば」
食べ応え満点、リッチな「蟹あんかけ焼そば」

 運河の目の前という立地にありながら、市民の常連客も多い「好」。シックな雰囲気なので、女性同士やご夫婦の利用が多いそうです。他のお店では、直接、皿に付けて出されることの多い紅しょうがやカラシが別の小皿で出されたり、食後にはホットのジャスミンティーのサービスがあったりと、ちょっとした心遣いもうれしいお店です。

小樽中国料理 好(ハオ)
小樽市色内1丁目2-18 協和浜ビル
TEL 0134-32-0680
https://otaru-hao.com/

五十番菜館

五十番菜館の店舗外観

 JR小樽駅から、徒歩3分ほどの場所にある「五十番菜館」。

 長い間、市民に愛され続けているこちらのお店は、1959年にJR小樽駅からすぐ近くの梁川通りにて開店。そこで10年ほど営業した後、現在の小樽都通り商店街のアーケード内に移転し、営業を続けている中華食堂です。店主の澤田寛さんいわく、店の一番人気は「五目ヤキソバ(あんかけ)」だそうですが、こちらには「五目アゲソバ(あんかけ)」というメニューもあり、麺のタイプが選べるのがポイントです。

五十番菜館の五目アゲソバ
しっかりと揚げられた麺なので、あんがかかっているところでも、すぐに軟らかくなってしまうことはありません。パリッパリの食感をお楽しみください。

 小樽市内には、喫茶店や居酒屋などあんかけ焼きそばを食べられる店はたくさんありますが、あんかけの揚げそばを食べられるところはあまりありません。パリパリっとした揚げ麺は、あんがかかっているところ、かかっていないところで食感の変化を楽しめますし、後半に「味変」のためお酢をかけると、味に加え麺の食感も変わります。たまには気分を変えて、揚げ麺タイプが食べたいという方にはオススメですよ。
 ちなみに、「『五目ヤキソバ』と『五目アゲソバ』のあんの味は同じなんですか?」と店主に尋ねたところ、味は微妙に変えているんだとか。そう聞くと、「ヤキソバ」と「アゲソバ」の食べ比べをしてみるのも楽しそうですね。

五十番菜館
小樽市稲穂2-10-1(小樽都通り商店街アーケード内)
TEL 0134-32-4793

〈地域FM発〉〝地域の達人〟が教える、とっておきスポット ②小樽編

中華食堂 龍鳳

 「ブラックサバス」に「G.B.H.」、「足りない二人」、「腹黒」などなど…、なんとこれらは全て「龍鳳」のあんかけ焼きそばのメニューです!

中華食堂龍鳳のあんかけ焼きそば「腹黒」
ネーミングも楽しい、あんかけ焼きそば「腹黒」

 店主の太田友樹さんは、札幌のホテルニューオータニで修業後、父・洲雄さんが始めた店を継ぐことに。お父さんの味をそのまま出すのではなく、あんかけ焼きそばでさまざまな表現をしたいと考えた友樹さんは、中華の枠にとどまらないメニューを生み出し、現在は23種類ものあんかけ焼きそばを提供しています。

 一番人気は、やはり定番の「五目あんかけ焼きそば」と「エビ塩あんかけ焼きそば」。大盛りの店としても有名で、1人前は麺2玉、ハーフサイズで麺1玉とボリュームもたっぷりです(小食の方のために、0.5玉もあります)。

かつお節がかけられたユニークな中華食堂龍鳳の「ニャンかけ焼きそば」
大きくてジューシーな揚げのほか、カワイイ猫型のニンジンもポイントになっている「ニャンかけ焼きそば」。売り上げのうち22(ニャンニャン)円が、小樽の保護猫団体アリエルに寄付されます。

 とはいえ、やはり食べてもらいたいのは、店主オリジナルのあんかけ焼きそばの数々。最新メニューの「ニャンかけ焼きそば」は、猫好きの店主が、保護猫活動のために何かできないかと考えてできたメニューで、猫が好きなかつお節とそれに合うような和風の味付けになっています。猫好きな方は、ぜひ一度お試し下さいね。

中華食堂 龍鳳
小樽市稲穂4丁目4-9
TEL 0134-23-9918
https://www.facebook.com/otaru.ryuuhou

「小樽あんかけ焼きそば」とは?

 比較的、あんは固めで量が多く、麺に焼き色がついているのが特徴ですが、明確な定義はありません。小樽市内では、常設メニューにない店も含め100店ほどで提供されています。

Tripeat編集部
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