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2024.05.08

From北海道新聞

鷹栖のジン 町内産ベリーで*サン&エア「レトログレイド」 「道外、海外販路を」

北海道新聞記事
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鷹栖町でオリジナルのジンの製造と販売をする南亜太良さん(右)と大槻羽矢斗さん
鷹栖町でオリジナルのジンの製造と販売をする南亜太良さん(右)と大槻羽矢斗さん(伊丹恒撮影)

 【鷹栖】町のジン製造販売会社「サン&エア」(町18線11号)が26日、クラフトジン「RETROGRADE(レトログレイド)」の販売を開始。同社代表の南亜太良(あたら)さん(34)は「味もボトルもこだわりぬいた。道外や海外でも販売できたら」と展望を語る。

 南さんは北大大学院在籍時、観光について研究。研究の一環で米国のクラフトビールメーカーを訪れた際、住民が地元の酒を楽しそうに飲んでいる姿に刺激を受けたという。卒業後は札幌の広告会社に就職したが「いつか自分で起業したい」という夢をかなえるため2021年に退職。同僚だった大槻羽矢斗(はやと)さん(34)と同年7月、地元の鷹栖で好きなジンの製造販売会社を設立し、蒸留所を立ち上げた。

 原材料には、英国産の小麦と鷹栖産のブルーベリーを使用。アルコールの刺激を抑えた優しい舌ざわりを目指し、口当たりが柔らかいジンを追求した。フランスのボトルメーカーで特注した緑色のボトルは、バーテンダーが持ちやすく、クラシックな雰囲気を漂わせる。

 当初は昨年秋の販売を目指していたが、「満足いく香りではない」と延期。調整を重ね、ようやく販売にこぎつけた。商品名の英語には「さかのぼる」という意味があり、「自分が本当に好きなものに立ち返ってほしい」という思いを込めた。

 会社経営をする中で「地元の方が受け入れてくれたことが心強かった」と話す南さん。今後は鷹栖産の小麦の使用や、町内の障害福祉サービス事業所「とわ北斗」が今秋開設を予定するワイナリーとの連携も検討している。南さんは「まずは事業を継続し、その先に町を盛り上げることにつながればうれしい」と語る。

 1本700ミリリットル入り5500円で、旭川市内の酒屋などで購入可能。同社では完売しており、今後はオンラインストアでの販売も予定している。購入や問い合わせはメールアドレス(customer@takasudistillery.jp)へ。  (東桜子)

(北海道新聞2024年4月26日掲載)

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