【美深】町商工会青年部は美深産ハチミツと姉妹町の福岡県添田町産ユズを使用したクラフトビール「はちみつゆずエール」(330ミリリットル入り780円、酒税法上は発泡酒)を開発した。15日から町内で販売する。
ハチミツは「はちみつ西垂水(にしたるみず)養蜂園」(鹿児島県南九州市)が町内で生産した「シコロ」、ユズは添田町産を使用。青年部員がユズ120キロから果汁を搾り、製造は町内のクラフトビール醸造所美深白樺ブルワリーに依頼した。青年部によると、ユズのさわやかな香りが広がり、後からハチミツの味を感じる仕上がりとなっており、まずは700本を生産した。
青年部は2012年に町内産カボチャを使用した「かぼちゃどぶろく」を開発し、22年に販売10周年を迎えた。「どぶろくは10周年で一区切りとして、後継商品を作ろう」と、昨年9月から新商品開発を進めてきた。
青年部の馬場大輔部長、久須田麻子副部長らが4月24日、町役場を訪れ草野孝治町長に完成を報告した。馬場部長は「町民に愛され、町外の人に美深を知ってもらうための商品にしていきたい」と意気込む。
町内のセブン―イレブン、道の駅びふか、レストランBSBの3カ所で購入できる。 (朝生樹)