北海道内外のラーメン店が出店する「札幌ラーメンショー2024」の第2幕が5月21日(火)、札幌市中央区の大通公園8丁目で始まりました。第1幕に引き続き、TripEat北海道編集部のメンバーが手分けして、全10店のラーメンを紹介します。26日(日)まで。
麺屋たいそん(福岡)の「濃厚博多豚骨炙りチャーシューラーメン」は、さすが本場の味。豚骨のコクとうまみが凝縮された濃厚なスープが、コシのあるストレートめんと絡みます。チャーシューとキクラゲもスープとの相性が抜群。博多で食べたあの味がラーメンショーで体験できるのはうれしいですね。
豆天狗(岐阜)の「高山ラーメン~飛騨牛すき焼きチャーシュー~」。約80年の歴史を誇る「高山ラーメン」のスープはしっかりとした醤油味に加え、ほんのりとした甘みを感じられます。〝飛騨高山伝統〟の細縮れめんは、スープがよく絡み、歯ごたえも心地よいです。チャーシュー代わりにトッピングされた名産の飛騨牛はすき焼き風の味付けで、めんやスープに良く合います。この飛騨牛やチャーシューを追加トッピングして、お肉満載の一杯を楽しむのもありかも。
新潟五大ご当地ラーメンのひとつとされる「生姜醬油ラーメン」。麺家太威(新潟)の「新潟生姜醬油ラーメン」は、濃口しょうゆにショウガをたっぷり効かせたスープは、体がぽかぽか温まり、二日酔いのデトックス効果も抜群。めんは中ストレートめんで、しっかりしたスープに負けない、つるつるモチモチ食感でした。
麺屋政宗(宮城)の「伊達の炙り牛タンネギ塩そば」は、透き通ったスープに刻みネギと白ゴマがたっぷり。スープはあっさり塩味で、ついつい飲み過ぎてしまいそう。めんはストレートの細めんで、スープとの相性も良し。炙り牛タンは肉厚で、かむとほろりと柔らかく、うまみが口に広がります。
鬼そば藤谷(東京)の「NY凱旋!鬼塩ラーメン~春の旨味~」は、小樽出身で米ニューヨークでも活躍した東京の人気店店主が作る「鬼そば藤谷」の看板商品の塩ラーメン。3種類の地鶏に数十種類の塩などを合わせた透明感のあるこだわりのスープが特徴。めんは、ほぼストレートの細めんで、東京からラーメンショーのために持ち込みました。チャーシューとメンマ、ネギとシンプルなトッピングが、スープとめんを引き立てます。
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コシのある太めん、豚骨魚介系の濃厚つけだれ、たっぷりの肉盛り-。つけめんTETSU(東京)の「濃厚豚骨魚介肉盛りつけめん」です。空腹時なら「これ一択」で間違いないパンチ力満点のラーメンです。もっと食べたいあなたには、卵のせ・肉増しのデラックストッピング(500円)もおすすめです。
Ramen Street桜の「青森ガーリック豚骨ラーメン」は、名前の通りガツンとニンニクが効いています。丼の上にはフレッシュな刻みニンニクが大さじ1杯ほど盛り付けられ、立ち上る湯気もガーリックの香り。刻みニンニクを溶かしたスープを匂いを気にしながら恐る恐るすすると、とがった辛みはなく、むしろ甘さを感じます。ニンニクは店主の出身地の青森・十和田産。店のスタッフが「本当においしいニンニク。中国産とは違うよ」と自信を見せただけあります。
スープはマイルドな豚骨で、とろりとした舌触りです。細いストレートのめんはパツンとした歯触り。スープがよく絡み、スープを飲んでいないのに、食べ進めると驚くほど汁の量が減っています。メーンの具は「十和田ガーリックポーク」。バラ肉を甘じょっぱく煮付けてありますが、味は濃くなく、優しい甘さがあります。「肉増し」を勧められましたが、ノーマルでも5~6枚入っていて満足なボリュームです。添えられたゆでモヤシとのりも、スープとなじんでいい仕事をしています。
ネーミングと豚骨スープということで、最初はくどいかなと思っていましたが、ぺろりと完食。ただ、午後に社外の人との面会を入れていなくて良かったです。会社に戻って、自動販売機でリンゴジュースを購入、ニンニクの匂いをごまかしましたが、席が近くの人、ゴメンナサイ。
おきなわ家東風平(七飯)の「木灰らぁ麺」は、かんすいの代わりに木灰水(もっかいすい)を使用し、沖縄で古来から伝わる製法で作った「木灰めん」がうり。化学調味料を使用せず、素朴なかつお醬油風味のだしが効いています。めんのツルっとした食感、ラフテーのほろほろとした舌触り、ネギとショウガのシャキシャキ感が絶妙なハーモニーを奏でます。だしがあっさりしている分、ラフテーの濃厚さが際立ちます。
麺部綱取物語(札幌)×彩色ラーメンきんせい(大阪)の「なにわの鶏白湯味噌~横綱叉焼と豚角煮ver~」は、きんせいの鶏白湯スープに、綱取物語のみそだれとめん、横綱叉焼を合わせた限定コラボの一杯です。
鶏白湯のうまみとコクが前面に出たこってり系スープに、中太の縮れめんがよく絡みます。横綱叉焼はトロットロで焼き目の香ばしさがアクセントになっています。「なにわの旨辛ホルモン」やコーンバターなどトッピングが充実しており、大好物のホルモンを追加しなかったのが悔やまれます。
知床鶏麺CHIKEN CREST(札幌)×焼鳥ダイニングちきんくれすと(同)の「辛 知床鶏麺」は、知床鶏を使った上品なだしと、ぴりっとした辛さの中にしっかりうまみを感じる豆乳のマイルドな辛味噌スープ。トッピングはさすが焼き鳥屋さんとのコラボ。チャーシューではなく、店自慢のジューシーなつくね串です。うずら串も付いているのがうれしい。めんは全粒粉でしょうか。黄色い縮れめんで、スープと絡んでバランス良く、食感もおいしい一杯です。
いずれも1杯980円で、会場のほか、セブンイレブンとセイコーマートのマルチコピー機で購入できます。会場ではラーメンのほか、焼き鳥やフライドポテト、ビール、ハイボールなども販売しており、ラーメンと一緒に楽しむことができるほか、仕事帰りの「ちょい飲み」にも利用できそうです。
札幌ラーメンショー2024は、26日(日)までの午前10時から午後9時まで。オーダーストップは午後8時半。
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