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2024.05.27

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉望月製麺所=登別市*道産小麦100% 30年貫く

北海道新聞記事
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道産小麦100%にこだわって作られた人気商品のラーメン

 輸入小麦による製麺が主流だった30年以上前から道産100%にこだわる登別市の望月製麺所。生ラーメン、生パスタ、生ひやむぎからギョーザの皮までを道内外のラーメン店やスーパーなど100店以上に卸している。3代目社長の望月一延さん(59)は「輸入小麦にはない甘い香りと優しい味が道産の特徴」と話す。

 生ラーメンと、メーカーに特注製造したスープをセットにしたオリジナル商品「二段仕込み醤油(しょうゆ)ラーメン」(490円)などの定番には、「きたほなみ」など5種類の道産小麦をブレンドしている。「小麦の出来は収穫年によってばらつきがあるため、複数を混ぜることで均一に調整できるようになる」と言う。

 ほかにも、まろやかな辛さの「登別閻魔(えんま)ラーメン(生麺タイプ)」(490円)や「室蘭カレーラーメン(同)」(540円)など地域色を前面に出し、続々と新商品を生み出している。

甘い香りと優しい味わいが特徴の道産小麦を生かした製麺作りに取り組む

 一延さんの父の啓介さんが1958年に創業。当初は輸入小麦を使っていたが、大手との差別化と地産地消の観点から93年に道産での麺作りを始めた。ただ道産小麦は、当時は製麺向きではなく、「お客さんの元に届く時には水分が飛び、麺がボロボロと切れてしまった」という。

 加水調理や練り時間などの改良を繰り返すことで克服。さらに小麦の品種改良も進み、道産小麦を使う製麺所は増えていったが、一延さんは「扱ってきた経験値では負けない。取引先のどんな希望にも応える自信がある」と話す。

 時代に先駆けて麺作りに取り組んできた先代ら。一延さんは「新商品を開発し続けないと時代に置いていかれる。もっと全国に望月製麺所を知ってもらって、うちの麺を食べた人を幸せにしたい」と語る。 (室蘭報道部 伊藤空那)

▼所在地 登別市新栄町1の14
▼電話 0143・85・2236
▼直売所営業時間 午前9時~午後4時
▼取り寄せ 自社のホームページ(http://mochizuki-seimen.shop/)から注文できる
▼定休日 日曜日
▼交通 JR幌別駅から車で約5分

(北海道新聞2024年5月24日掲載)

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