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2024.04.28

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉大雪山麓社=旭川市*豚肉のうまみ 飼料にササ

北海道新聞記事
北海道新聞記事
ササを混合した飼料で育てた「大雪さんろく笹豚」を使ったベーコンとソーセージ
ササを混合した飼料で育てた「大雪さんろく笹豚」を使ったベーコンとソーセージ(熊谷洸太撮影)

 塩分控えめで豚肉本来のうまみがあり、脂身はほんのり甘いベーコンとソーセージ。旭川発の地域ブランド豚「大雪さんろく笹(ささ)豚」の豚肉を使う。旭川市の養豚業者が育てる豚の飼料に、熱を加えて粉末化した特製のクマザサを加えた。

 ベーコンはソテーにしてもよし、アスパラや目玉焼きとのハーモニーもぴったり。パスタや野菜スープに入れるのもお勧め。ソーセージはジャーマンポテトにしたり、ポトフにするのもいい。いずれも肉汁が口内に広がり、にんまりする。

 大雪山麓社社長の藤井泰樹さん(56)は元々弁当の製造・販売を手がけていたが、地場産品を使った弁当づくりを目指す中で旭川で優良な豚肉を生産する農家の存在を知った。「訪ねると肉を味わわせてくれ、おいしさに感動した。『旭川産の豚肉』として広く売り出したいと考えた」

新子焼きや若鶏のハーブローストなども販売している大雪山麓社の直売所
新子焼きや若鶏のハーブローストなども販売している大雪山麓社の直売所(熊谷洸太撮影)

 道内で豊富にあり、効能に注目していたクマザサの配合を農家に提案し、2001年に商品化にこぎつけた。「ササの成分でより臭みが抑えられ、肉本来の味が楽しめる」という。

 加工肉の味は、元々の肉のおいしさを生かすことを第一に考えたという。単に塩分を減らすと保存が利かなくなることもあるため、試行錯誤して絶妙な味のバランスに行き着いた。

 ソーセージのほか、塩味のみのチャーシュー、地元産のみそにササエキスやいりごまなどを練り込んで豚肉を漬け込んだみそ漬け、豚肉を使った「ジンギスカン」なども手がけ、精肉も販売する。道内産の若鶏を使った新子焼き(半身焼き)やハーブローストなども手がける。

 5月には上川管内上富良野町の生産者が育てる豚を使った「上富良野ポーク」も発売する予定。藤井さんは「地域の家畜生産を支えるために頑張りたい」と力を込める。

 ネット通販でベーコン、ソーセージなどを詰め合わせた「こだわり7種セット」(8300円)などが購入できる。(旭川報道部 弓場敬夫)

▼所在地 旭川市東光8の8の6の3
▼電話 0166・74・6686
▼直売所営業時間 午前9時~午後5時
▼取り寄せ アマゾン、楽天市場のトップページで「大雪山麓社」で検索すると通販商品が表示される
▼定休日 日曜日、水曜日、祝日
▼交通 旭川駅から車で20分。旭川電気軌道「東光8条9丁目」バス停近く

(北海道新聞2024年4月26日掲載)

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