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2024.06.11

From北海道新聞

東京のカレーラーメン 室蘭で再出発*伊達出身の吉村さん*「味の大王」跡地で

北海道新聞記事
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麺屋智室蘭本店の吉村恋々菜店長(左)と仙崎壮良料理長。和モダンで女性1人でも入りやすい内装にしたという

 東京・中目黒で4月末に閉店した人気カレーラーメン店「麺屋智(めんやとも)」が6日、室蘭市中島町に室蘭本店として移転オープン。メニューは東京・恵比寿のスープカレー店が監修し、スープは数十種類のスパイスを調合。吉村恋々菜(ここな)店長(22)は「室蘭カレーラーメンの新ジャンルとして地域を盛り上げたい」と話す。

 同店は、飲食店運営・プロデュースの「VAXBEY」(バックスベイ、伊達市)が企画し2022年2月に中目黒で開業。フランチャイズ形式で、伊達市出身の吉村店長ら3人で運営してきた。吉村店長は「東京でカレーラーメンの認知度を高め、本場室蘭で2号店を出す予定だったが、人手の確保が難しく、移転する形となった」と説明する。

 室蘭本店は、JR東室蘭駅西口前にあった室蘭カレーラーメンの名店「味の大王」跡地に出店。麺屋智と大王のオーナー同士が旧知の仲で土地建物を直接売買したという。

 室蘭本店は1、2階の計36席。夏頃までは1階(22席)のみ使用予定だ。カレーラーメンは、登別の望月製麺に特注したちぢれ麺も特徴。中目黒で一番人気だったカレー塩味の「白蓮(びゃくれん)」(1150円)とカレーしょうゆ味、カレーみそ味の3種類を提供し、新たにスープカレー3種類(チキン、豚しゃぶ、豚角煮)も出す。

 メニューを監修した恵比寿のスープカレー店で修業した仙崎壮良料理長(22)は「大王ファンだった方にも新しいカレーラーメンとして喜んでもらえるようにしたい」。吉村店長は「室蘭以外からも大勢が訪れる店にしたい」と話す。

 営業時間は午前11時~午後3時、午後5時~午後8時半(ラストオーダーはいずれも30分前、土日は通し営業)。問い合わせは同店、電話0143・84・6802へ。  (村上真緒)

(北海道新聞2024年6月5日掲載)

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