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2022.08.04

野菜がいっぱい洞爺湖フェア8月末まで札幌・センチュリーロイヤルH〈山﨑編集長☆発〉

山﨑真理子編集長
山﨑真理子編集長

 社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。本社経済部デスクからTripEat編集長へ。北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗りのため、1次産業への思い入れは強い。ライフワークは、おいしい食べ物と酒、温泉など地域の「楽しい」を知ること。趣味は海外旅行だが、コロナ禍で全く行けていない。

札幌市「センチュリーロイヤルホテル」で始まった洞爺湖町フェアで提供されている品々

 減農薬などの「クリーン農業」に取り組む洞爺湖町の食材をふんだんに使った料理を食べることができるフェアが札幌市中央区北5西5の「センチュリーロイヤルホテル」で始まったので、行ってみました。

 洞爺湖町は、洞爺湖と有珠山、噴火湾に囲まれた自然豊かな町です。

洞爺湖町フェアのパンフレット

洞爺湖町の魅力

 主力のジャガイモをはじめ、多種多様な農作物を生産するJAとうや湖は2009年、農協として全国で初めて農産物の生産工程の安全性などを確認する国際認証「グローバルGAP」を取得。低農薬で安心安全な農作物を表示する道の「YES!clean(イエス・クリーン)」認証や、冬に集めた雪の冷気を農作物の保存に利用する「雪蔵(ゆきぐら)貯蔵施設」でジャガイモを熟成させる「雪蔵馬鈴薯(ゆきぐらばれいしょ)」の出荷などに取り組んでいます。

 また2008年の北海道洞爺湖サミット開催地のほか、09年に伊達市、豊浦、壮瞥の周辺3自治体にまたがる地質遺産の洞爺湖有珠山ジオパークが、国内で初めて世界ジオパークに認定されていることでも知られています。

洞爺湖町フェアを開催しているセンチュリーロイヤルホテルの外観
JR札幌駅すぐ横のセンチュリーロイヤルホテル

 今回のフェアは洞爺湖町とホテルのコラボ企画で今年で2回目ですが、前回は新型コロナウイルス禍に伴うまん延防止等重点措置の行動制限と重なり、大変だったそうです。

 満を持しての今回のフェアは8月1日から31日まで。19階の「日本料理 北乃路」と23階の「スカイレストラン ロンド」で、それぞれランチとディナーを食べることができます。

 この日は、ロンドのランチ「洞爺ベジランチ」(3800円)を注文しました。

道内唯一の回転レストラン 昔は3倍速

 言わずもがなですが、ロンドは北海道で唯一、現役で動いている「回転レストラン」で、1973年から営業しています。
 回転レストランは1960、70年代、一大ブームとなって全国各地に開設されましたが、半世紀以上が経過した今、現役施設はセンチュリーとリーガロイヤルホテル京都(京都)だけだそうです。

洞爺湖町フェアを開催しているセンチュリーロイヤルホテルの回転レストランの外観
左の円形部分が回転レストランです

 センチュリーのロンドは現在、3時間ほどかけて1周していますが、営業当時は何と、1時間で1周していたそうです。「目が回る」という声もあり、段々遅くなって、現状に落ち着いたとか。「きっとお客さんを喜ばせようとぐるんぐるん回していたんだろうな」と思うと、楽しそうで、1度体験してみたくなりますね。

洞爺湖町フェアの洋食ランチの「スイートコーンの冷製ポタージュ」と特製調味料3種
「スイートコーンの冷製ポタージュ」と特製調味料3種

洋食の「洞爺ベジランチ」

 さて、お待ちかね洞爺ベジランチが運ばれてきました。

 スイートコーンの冷製ポタージュは、もうびっくりするくらいの甘さです。

 そして奥にある3つのガラスの器、気になりますよね?

洞爺湖町フェアの洋食ランチの彩りも美しい野菜と海の幸のマリネ
彩りも美しい野菜と海の幸のマリネは、調味料を混ぜながら自分で完成させます

 これはコンディメント、特製調味料です。いずれも洞爺湖産の素材を使ったトマトジャムと、噴火湾の海水と月浦ワインで作った塩、そして先ほどのスイートコーンのオイルです。
 2品目の野菜と海の幸マリネは、この調味料をお好みで混ぜながら自分で完成させるという料理。楽しくて、美味しい一品です。

洞爺湖町フェアの洋食ランチの「雪蔵とうや入り牛肉のグラタン」
「雪蔵とうや入り牛肉のグラタン」
洞爺湖町フェアの洋食ランチ「とようらポークのラグー 洞爺湖町産の野菜とお豆のソースで」
「とようらポークのラグー 洞爺湖町産の野菜とお豆のソースで」

 この後も、雪蔵馬鈴薯のグラタン、魚料理、魚料理と続きます。肉料理は、お隣の豊浦ポークと洞爺湖町産野菜、魚料理には、この日のお魚のソイの下に洞爺湖産の財田米(たからだまい)と野菜の焼きリゾットが使われていました。財田米はデザートでもライスプディングとして登場しました。

洞爺湖町フェアの洋食ランチ「本日のお魚のポワレ 財田米と洞爺湖町産野菜の焼きリゾットと洞爺湖町産野菜のフリットと共に」
「本日のお魚のポワレ 財田米と洞爺湖町産野菜の焼きリゾットと洞爺湖町産野菜のフリットと共に」

 財田米は、洞爺湖のほとりにある財田地区で栽培されているお米で、芳醇な甘みとモチモチ感が特徴。現在、ブランド化を進めているそうです。非常に美味しく、首都圏に出荷される以外は洞爺湖に行かないと入手できないことから、「幻の米」とも言われているとか。
 元々は香川県の財田(さいた)町からの入植者がルーツになっている地区で、同じ漢字でも北海道では「たからだ」と読むそうです。すてきな名称ですよね。

洞爺湖町フェアの洋食ランチのメニュー表
洞爺ベジランチのメニュー表

 ディナーでは野菜のほか「とうや湖和牛」などが楽しめる「洞爺ベジディナー」(8800円)を提供しています。フェアに合わせて洞爺湖町を視察したという洋食調理部の古川浩気調理長は「雄大な大地を見たら野菜も米も美味いのがわかる。その美味しさをブラッシュアップしました」と話していました。

和食ランチ「洞爺美菜膳」

 ちなみに北乃路で1日20食限定で提供しているランチ「洞爺美菜膳」(3300円)は、こちら。

センチュリーロイヤルホテルの北乃路の和食ランチ「洞爺美菜膳」
北乃路のランチ「洞爺美菜膳」

 洞爺湖産野菜をふんだんに使った料理が楽しめます。中でも、和食調理部の熊谷鉄之調理長が「ネーミングにほれた」という財田米(ななつぼし)の釜炊きご飯は、試食した下道英明町長が「おかずがいらない美味しさ」と太鼓判を押していました。
 ディナーでは、こちらもとうや湖和牛などが味わえる「洞爺美菜会席」(10800円)を用意しています。

知って得するプチ情報

 知って得するプチ情報。
 回転レストラン「ロンド」でお手洗いに行く場合、出入り口から階段で1階下りる必要がありますが、宴もたけなわ食事の途中、レストランも酔いもまわって、気づけばほぼ1周近くテクテク歩いてしまった経験はありませんか? 私はあります。
 「どっち周りが近いか、いっつも分からなくなるんですよ~」とほぼ言いがかりに近い苦情を申し立てたところ、蝦名訓・営業企画室支配人が教えてくれました。「テレビ塔が見える方角に出口があります」とのこと。お手洗い、そしてお会計の際には、さっぽろテレビ塔を探してくださいね!

洞爺湖町フェアの詳細はこちら(http://cr-hotel.com/n_restaurant/topics/fair_toya.html)

山﨑真理子編集長
山﨑真理子編集長

 社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。本社経済部デスクからTripEat編集長へ。北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗りのため、1次産業への思い入れは強い。ライフワークは、おいしい食べ物と酒、温泉など地域の「楽しい」を知ること。趣味は海外旅行だが、コロナ禍で全く行けていない。

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