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2024.09.27

札幌市×米・ポートランド市の姉妹提携65周年記念ビール販売 さっぽろテレビ塔下で、9/29まで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

札幌市とポートランド市の姉妹提携65周年を記念して発売されたビールと会場で売られているヘーゼルナッツ

 札幌市とアメリカ・ポートランド市が1959年に姉妹都市提携を結んで今年で65周年を迎えるのを機に、札幌市内の2つのクラフトビールのブルワリーが27日(金)、記念ビールの販売をさっぽろテレビ塔の下で始めました。29日(日)まで限定で、3種類のビールを生と缶で販売しています。

65周年記念ビールを販売しているブース

 65周年ビールを製造したのは、ストリートライト・ブルーイング(中央区)とえぞ麦酒(同)。人口65万人ほどのポートランド市には70ものクラフトビールのブルワリーがあり、「ビールのまち」として知られています。夕方や休日には、ブルワリーに併設されているタップルームに友人同士や家族連れが訪れ、地域の社交場になっています。

ストリートライトの川村さんがポートランドで仕込んできた記念ビール「ROKUJU FIVE」

 ストリートライト・ブルーイングの醸造責任者の川村洋平さんが今年4月下旬、ポートランド市のLEVEL BEERを訪れてビールを仕込み、できあがったビールを輸入しました。アルコール4.5%のセゾン「ROKUJU FIVE」。小麦によるパンの香りとライ麦によるスパイス感、スパイスのパラダイスシードのコショウのような香りが、セゾン酵母独特のフレーバーでまとめられています。

2ブルワリーの3種類のビールで乾杯

 ストリートライトは、ビールを軸にまちづくりを進めるポートランドに刺激を受けた大阪匡史さんら3人が創設したブルワリーです。大阪さんらはストリートライトができる前にも、札幌とポートランドの姉妹提携60周年の記念ビールをクラウドファンディングでつくる事業を実施しており、今回も「つくるしかないでしょ!」と立ち上がりました。

 大阪さんは「セゾン特有のスパイシーなフレーバーのように、札幌とポートランドのスパイシーで刺激的な関係が末永く続くようにとの願いを込めました」と話します。輸入量は355ミリリットル缶12本入り70ケースと、生ビール用のタップが数樽とわずかなので、この3日間にぜひ、テレビ塔下へ。

ビールのラベルをデザインしたシャツを着て、えぞ麦酒のラガー(左)とIPAを手にするカフマンさん。

 えぞ麦酒のビールは2種類。ポートランドの「CULMINATION BREWING」が醸造し、355ミリリットル缶を各50ケース、タップを各10樽輸入しました。青色の缶はIPA。ホップの香りが立っており、さわやかな苦みと爽快感があります。赤色の缶はラガー。こくのある王道の味わいです。青色の缶にはジンギスカンやススキノ交差点の「ひげのおじさん」で知られる「キング・オブ・ブレンダーズ」、ラーメン横丁など札幌のシンボルをあしらい、赤色の缶には札幌市の花スズランとポートランド市の花バラを持った姉妹が描かれています。

ラガーのラベルがデザインされたシャツの背面を見せてくれるカフマンさん

 えぞ麦酒は姉妹提携60周年の際にも記念ビールを製造。それ以前の節目にも、ノンアルコールの記念ビールをつくるなど、札幌とポートランドとのきずなに関わってきました。

 社長のフレッド・カフマンさんは1992年から、ススキノでビールバー「麦酒亭」を経営し、アメリカのみならず、世界各国のクラフトビールを輸入、提供しています。カフマンさんは「出身はロサンゼルスだけど、商売はビールのまちポートランドが多い」と言います。

 このイベント終了後は、麦酒亭などで記念ビールを販売します。

ヘーゼルナッツを手にする神保さん
アメリカ産の99%を占めるオレゴン産のヘーゼルナッツ

 一画では、オレゴンヘーゼルナッツファーム合同会社も出店。オレゴン州はアメリカのヘーゼルナッツ出荷量の99%を占める「ヘーゼルナッツ大国」で、今回はオレゴン州のヘーゼルナッツの小袋を販売しています。日本で焙煎した「ロースト」と甘塩っぱい味を付けたものの2種類で、1袋(約70グラム)通常499円が400円。

 代表社員の神保正樹さんは「大粒で、食品添加物も一切使っていない自然の味です。ぜひ食べてみて」とPRします。

ポートランド市を紹介するブース

 会場にはポートランド市やオレゴン州の観光や文化などを紹介するPRブースも出展。ポートランドのステッカーを無料で配布しているほか、アンケートやクイズに答えると、キーホルダーなどのプレゼントがもらえます。

 ビールは1缶800円、生はS(200ミリリットル)600円、M(355ミリリットル)800円。29日までの午前11時~午後5時。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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