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2024.11.12

From北海道新聞

フルーティーなおいしさ話題*当別小麦でクラフトビール*町内の醸造所開発 道の駅などで販売

北海道新聞記事
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当別町産小麦を使ったクラフトビールを開発した太田了光さん
当別町産小麦を使ったクラフトビールを開発した太田了光さん

 【当別】町樺戸町でクラフトビール醸造所「Tobetsu Seven’s Brewing(トウベツ セブンズ ブルーイング)」を開き、札幌で飲食店を経営する太田了光さん(50)が、当別町産小麦を使用したクラフトビールを開発した。「北欧の風 道の駅とうべつ」などで販売したところ、フルーティーな味わいが話題となり、観光客を中心に人気を集めている。

 開発したのはクラフトビール「当別Weisse(ヴァイセ」。オーストラリア産大麦麦芽に、町内の小麦農家「堀農場」の小麦を加えた。

 町産小麦を購入できる農場を探していたところ、一般向けに小麦を販売している堀農場と出会い購入を依頼した。風味付けにオレンジの皮をシロップで煮だしたものを使用し「自然な酸味とコクのある味に仕上がった」と語る。道の駅で1月から販売し、10月末までで約640本売れたという。

 太田さんは札幌市中央区で寿司店「Magazzino(マガッツィーノ)」を営む「合同会社葡萄(ぶどう)酒倉庫」の代表。2021年に町内の空き家を購入し、22年に醸造場を開設した。果物をふんだんに使用したフルーツビールなどを醸造し、販売している。

 醸造所の開設当初から「地場産小麦を使用したクラフトビールをつくりたい」と考えていたといい、「今後は当別産素材を活用して道産素材のみでつくったビールを開発していきたい」と語る。

 価格は1本(330ミリリットル)、715円。「Magazzino」店内でも飲めるほか、札幌市北区の「酒のたなか」でも販売している。

 問い合わせは葡萄酒倉庫のメール、tobetsusevensbrewing@gmail.comへ。 (国乗敦子)

(北海道新聞2024年11月2日掲載)

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