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2025.01.31

道都彩る冬の祭典「さっぽろ雪まつり」 2/4開幕~大通公園、すすきの、つどーむに雪像202基 2/11まで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 第75回さっぽろ雪まつりが2月4日(火)から11日(火)まで、札幌市中央区の大通会場、すすきの会場、東区のつどーむ会場で開かれます。期間中は3会場で計202基の雪像や氷像が並びます。大通会場には最大で高さ13メートルの大雪像5基がつくられ、すすきの会場には初めて、飲食ブースを設置。つどーむ会場では雪遊びを楽しめます。大通会場の大雪像製作中の様子と各会場の概要をご紹介します。完成した雪像の姿はぜひ会場で。

大通会場には5基の大雪像が登場

 大通会場で大雪像が登場するのは、4,5、7、8、10丁目。

<4丁目>

人気アニメ「転生したらスライムだった件」大雪像製作作業
人気アニメ「転生したらスライムだった件」がテーマの大雪像。作業も大詰めです

 4丁目では、人気アニメ「転生したらスライムだった件」の世界を雪で表現。「テンペストにさっぽろが転生しちゃった件」として、札幌市時計台やさっぽろテレビ塔など、主人公リムルが転生前、人間だった時に訪れた札幌の風景を自分たちが住むテンペストに再現しています。後ろには親友の暴風竜ヴェルドラも控えています。

 会場では、「転スラ」オリジナルグッズを販売するほか、4日午後1時からは、アニメの声優によるイベントが開かれます。

<5丁目>

雪の舞う中で5丁目で進む[
札幌へ駆けるサラブレッド」雪像の製作作業
雪の舞う中で5丁目で進む製作作業。見えにくいですが、時計台の下にサラブレッドの尾も

 5丁目では、「札幌へ駆けるサラブレッド」を製作。札幌市時計台を背景に、JRA札幌競馬場(中央区)のゴールに向かって、たてがみをなびかせて疾走するサラブレッドと騎手の迫力ある姿を描きます。

 毎日午後5時半から9時45分には、サラブレッドとともに北海道の名所を巡るプロジェクションマッピングも上映。今回は初めて、サラウンド音響を導入し、会場内の360度スピーカーから大迫力の音が響き、スピード感や立体感のある映像と音響を楽しめます。

<7丁目>

シンボルの「八角塔」部分もできあがってきた「赤れんが庁舎」の製作作業
シンボルの「八角塔」部分もできあがってきた「赤れんが庁舎」

 7丁目には、「北海道庁旧本庁舎~赤れんが庁舎~」が登場。赤れんが庁舎はアメリカ風ネオ・バロック様式と呼ばれるれんが造りで、完成した1888年に道庁に在籍していた技師らが設計しました。1969年に国の重要文化財に指定され、年間70万人が訪れる北海道の代表的な観光スポットとなっています。現在は大規模改修中で、今年7月25日にリニューアルオープンします。

 7丁目は1974年から「国際交流広場」として、海外の建造物の雪像を製作してきましたが、今後は「時代や環境の変化に応じた多様な大雪像」の会場として、生まれ変わります。

<8丁目>

8丁目で製作が進む「小樽 銀鱗荘」の大雪像
8丁目の「小樽 銀鱗荘」。雪を被っていますが、開幕時には輪郭がくっきりした姿が望めそうです

 8丁目は「小樽 銀鱗荘」。銀鱗荘は、江戸時代から昭和初期にかけニシン漁で繁栄した猪俣安之丞氏が故郷・越後から宮大工を招聘して1900年に建てた個人邸宅。当時は余市町にありましたが、小樽市に移築され、今も旅館やグリルとして利用されています。

 8丁目の一画には「角打ち〝銀鱗荘〟」も登場。ニセコ町産の酒造好適米「彗星」と小樽・天狗山の伏流水を使って醸造された「純米大吟醸 銀鱗荘」やこの日本酒の酒粕をつかった甘酒などを味わうことができます。7日(金)午後4時50分からは、アイヌ民族の文化伝承者秋辺デポさんがプロデュースし、アイヌ古式舞踊の踊り手や歌い手、コンテンポラリーダンサーらによるパフォーマンスショーも上演されます。

<10丁目>

10丁目のモンスターハンター「アルシュベルド&オトモアイルー」no
大雪像
看板モンスター「アルシュベルド」の迫力ある頭部が目を引く10丁目の大雪像

 10丁目には、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かう人気ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」の最新作「モンスターハンターワイルズ」が2月28日に発売されることを記念した「アルシュベルド&オトモアイルー」を製作。新作の看板モンスター「鎖刃竜 アルシュベルド」と、ハンターをサポートし「白の狐影」と呼ばれる「オトモアイルー」を雪で再現します。中雪像として、チューブスライダーの滑り台も設置されます。

中雪像や市民手作りの小雪像、スケートリンクも

 そのほかの会場にも、中小の雪像や市民がつくる雪像などが並び、趣向を凝らしたイベントやアクティビティが用意されています。1丁目は「SDGs」と「スノーアクティビティ」がテーマで、岩見沢市を拠点にSDGsで地球環境を守る5人の戦士「E-Defender(イー・ディフェンダー)」の中雪像を設置。

1丁目にある「E-Defender」の中雪像
1丁目にある「E-Defender」の中雪像

 雪壁に人の形に穴が掘られ、そこにはまって写真撮影できる「Into The Snow」や専用のブーツに履き替えることなく、木製の雪板に乗って斜面を滑り降り、サーフィンやスノーボードの感覚が楽しめる「雪板体験アクティビティ」、アロマの香りの足湯なども登場します。

2丁目の「市民雪像」製作作業
2丁目の「市民雪像」。開幕を目前に、参加者のみなさんが一生懸命作業を進めています

 2丁目は今年9回目となる「市民雪像人気投票」の対象となる、市民手作りの小雪像が並びます。3丁目にはスケートリンクが整備され、フィギュアスケート元選手による教室やスケートショーが実施されます。リンクは雪まつり開幕に先立ち1日からの営業で、1日に鈴木明子さん、8日には村上佳菜子さんが登場します。6丁目は「雪像彫刻from本郷新記念札幌彫刻美術館」と題し、札幌を中心に活動する美術家や工芸家5人の雪像彫刻を展示するほか、滑り台付きの中雪像もあります。

3丁目に整備されているスケートリンク
3丁目に整備されているスケートリンク

 9丁目は中雪像2基と市民雪像が並びます。11丁目は49回を迎える「国際雪像コンクール」の会場で、世界各地の国と地域から9チームが参加して、雪像を製作。中雪像4基もあります。中雪像のライトアップやテレビアニメの声優によるステージイベントなども実施されます。

氷彫刻が並ぶ「すすきの」、雪と遊ぶ「つどーむ」

 すすきの会場は、札幌駅前通の南4条から南7条まで。南4条では、メイン氷像「開拓使時代の洋風建設 時計台」が出迎え、魚やカニ、貝などが入った氷像や氷彫刻コンクールの氷像など約60基が並びます。新型コロナウイルスの影響で休止していた撮影スポットとして人気のアーチ型のイルミネーションが復活。新たに飲食ブースも設けられ、飲食店8店が出店するほか、いすやテーブルも設置され、温かいドリンクやフードを楽しむことができます。

 つどーむ会場には、大型のチューブスライダー、車輪のない子ども用自転車にミニスキーを付けた「スノーストライダー」などの乗り物の体験コーナー、そりで遊べるゲレンデなどが開設されます。サッカーとゴルフを融合させた新しいスポーツ「フッドゴルフ」や雪玉当てを楽しめる「スノーボールチャレンジャー」、雪だるまづくりや雪遊びが楽しめる「雪遊び広場」などもあり、雪と触れ合うことができます。

 つどーむの中では巨大滑り台やバンジートランポリン、迷路などのアトラクションなどが並ぶ「キッズパーク」を開催し、天気を気にせず子どもたちが遊ぶことができます。市営地下鉄栄町駅から会場までは、シャトルバスが運行しています。

 問い合わせは、開幕前は札幌雪まつり実行委員会(電話011・281・6400)、開催期間中は大通会場運営本部(電話011・218・7751)、つどーむ会場運営本部(電話011・787・5000)、すすきの会場はすすきの観光協会(電話011・518・2005)へ。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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