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2025.02.19

From北海道新聞

元協力隊 洋食屋でマチに新風*北竜の人が好き ここでみんなともっと仲良く*西島さん・中野さん*家庭的な味わい提供

北海道新聞記事
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「『ただいま』『おかえり』と言い合える和やかな空間にしたい」と話す西島さん(右)と中野さん
「『ただいま』『おかえり』と言い合える和やかな空間にしたい」と話す西島さん(右)と中野さん

 【北竜】町の地域おこし協力隊を「卒業」した50代の2人が、町中心部(町和(やわら)4の7)に洋食屋「kitchen(キッチン) 晴晴(はればれ)」を開いた。町内でランチを食べられる飲食店は3カ所目。2人は「北竜町に新しい風を吹かせて、少しでも盛り上げられれば。協力隊の3年間でお世話になった恩返しになればうれしい」と意気込む。

 2月5日に開店。調理師歴30年以上と料理の腕に自信がある西島保秀(やすひで)さん(51)=室蘭出身=がキッチンを、笑顔の接客が持ち味という中野千晶さん(51)=富良野出身=がホールを担当する。

 2人は上川管内美瑛町のレストランなどで10年以上ともに仕事をしてきたパートナー。知人の紹介でともに2021年9月に北竜町の地域おこし協力隊員として着任した。サンフラワーパーク北竜温泉併設のレストラン「風車」や町内別々の飲食店での勤務を経て、「北竜は温かく穏やかな人柄の人が多い。ここでもっとみんなと仲良くなりたい」と2年前に、町内での飲食店立ち上げを思い立った。もともと居酒屋だった木造2階建ての1階部分を全面改装、カウンター3席、座敷席を20席設けた。従業員は雇わず、店は2人で切り盛りする。

 町内に洋食を提供する店が少なかったのを踏まえ、メニューには「自家製ミートスパゲティ(900円)」や「ふわとろチーズオムライス(千円)」などを用意。西島さんは「家庭的な素朴な味わいにこだわった」とし、1週間前までに予約すれば、誕生日ケーキや、すしも提供する。

 「晴晴」という店名は、マチを代表するヒマワリを照らす太陽の光のイメージと、一緒に店を経営するはずだった中野さんの母・晴美さんの名前から決めた。

 晴美さんは昨年5月に、突然体調を崩し70歳で亡くなった。カウンターの1席には「分身」としてぬいぐるみを椅子に座らせ、営業日の昼にはウーロン茶を、夜にはビールとつまみをテーブルに供える。中野さんは「天国で見守ってもらいます」と話す。

 西島さんはデザート作りも得意で、将来的には町特産のメロンやスイカなどを使ったデザートをメニューに加えたい考え。

 営業時間は午前11時半~午後2時、午後5時~8時(いずれも30分前ラストオーダー)。不定休。問い合わせは同店のインスタグラムkitchenharebareか、西島さん、電話080・3285・8188へ。  (出井一彰)

(北海道新聞2025年2月13日掲載)

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