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2025.03.25

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焼き肉極めたい 妻と夢追う*閉店「沢の園」の味にほれ込み脱サラ*北見の田中さん*未経験から職人目指し修行

北海道新聞記事
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焼き肉店「沢の」を昨年9月にオープンした田中勇気さん(右)と百菜子さん夫妻
焼き肉店「沢の」を昨年9月にオープンした田中勇気さん(右)と百菜子さん夫妻

 5年前に閉店した焼き肉の名店「沢の園」(東三輪)の味にほれ込み、脱サラした男性がいる。昨年9月に「北見焼肉 沢の」(北5西1)を開店した店主の田中勇気さん(35)。幼いころから、沢の園の常連で、市内の精肉店などで修行し、妻の百菜子さん(32)と二人三脚で夢を追う。

 沢の園は79年創業の名店で、田中さんは店主(故人)の味のこだわりに「肉を極める職人になりたいと思うようになった」という。

 7年前、焼き肉店をオープンすると決め、田中さんは務めていた物流関係の会社を退職した。飲食店の経験はなかったが、市内の精肉店、と畜場で働き、肉に関する知識を身につけた。「肉の質の良しあしは、毎日肉を見ていたら自然と身についた」

 開店にあたり、苦労したのはニンニクを絶妙に効かせたタレ。「市内で一番おいしくて、今でも忘れられない」(田中さん)という沢の園のタレに近づくため、3年をかけ、ニンニクやタマネギ、リンゴなどの分量を試行錯誤。どの肉の部位にも相性が良いしょうゆベースのタレが仕上がった。

 北見名物の牛上サガリ(1188円)はもちろん、牛タン(1408円)が人気だ。新鮮なまま提供するため、ホルモンなどの内臓肉は全て地元産。牛タンはうまみを逃さないよう、皮付きのまま仕入れて下ごしらえするなど、田中さんのこだわりは強い。

 開店からおよそ半年。田中さんは「(沢の園の)店主にも食べてもらいたかった」としつつ、客からの「おいしかった」との言葉を励みに、前に進んでいる。

 営業時間は午後5時~同11時(木曜定休)。問い合わせは同店、電話0157・57・1134へ。(佐藤菜々子)

(北海道新聞2025年3月15日掲載)

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