北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2025.04.18

【2025年版】桜の名所、札幌・円山公園 テイクアウトグルメ特集~花見や散策のお供に♪②サラミ、ハム(salumi hayashi サルーミハヤシ)

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 四季を通じて札幌市民や観光客に親しまれている円山公園。隣接する北海道神宮や円山動物園、天然記念物に指定されている円山原始林、円山球場などとともに、散策やスポーツ、憩いの場として愛されており、特に春、桜の季節には花見をする人たちでにぎわいます。桜を眺めて春を感じながら、おいしいものを味わえば、心も体も大満足。円山公園周辺で入手できるテイクアウトグルメを紹介します。

サラミやハム、ソーセージなど食肉加工品を扱うsalumi hayashi

 ピンク色の桜を眺めながら、ロゼワインを一口、道産素材を使った保存料無添加のこだわりのハムやサラミをぱくり。ビールと屋台のたこ焼きやフライドポテトもいいけれど、ちょっとおしゃれなお花見を気取って、ワイン片手に楽しみたいのが、「salumi hayashi(サルーミ ハヤシ)」の食肉加工品です。お花見の時期には1~2人用の盛り合わせも用意しています。

ショーケースには手作りのハムやソーセージが並びます

 北海道神宮の第一鳥居にほど近い店の扉を開けると、ふわっとくん製のいい香りが漂い、ショーケースには20数種類のサラミやハム、ソーセージなどが並び、目移りしてしまいます。店名の「サルーミ」はイタリア語で食肉加工品を指します。

 同店は、代表の林勉さんが2017年にオープン。もともと、ソーセージやハムなど肉の加工品が好きで、あちこちの店のものを食べ歩いたり、アウトドアの際に自作したりしていたそう。好きが高じて静岡県内の店で修行後、独立しました。肉本来の味や食感を大切にし、保存料や増量剤は不使用。添加物も最小限に抑え、丁寧にすべて手作りしています。そのおいしさから、地元住民のみならず、道外の物産展などにも参加し、オンライン販売もしており、ファンは全国に広がっています。

コンビーフ(手前中央)やさくらのソーセージ(同左)、レバーパテ(同右)などの食肉加工品

 1番人気は「あずま牛コンビーフ」(1個972円)。留萌産の黒毛和牛「あずま牛」のもも肉を塩漬けし、3~4日、計30時間かけてボイル。それを丁寧に手でほぐし、スパイスで味付けしています。口溶けは柔らかく、もも肉の香り豊かなサシのうまみを感じる一品です。

 そのままでもお酒のおつまみになり、パンにのせてもおいしいのですが、ほかほかの白いご飯にのせて食べるのが特におすすめだそう。ご飯の熱で脂のうまみが溶け出し、まろやかな味わいです。

 「レバーペースト」(120グラム、702円)も人気の一品。北海道産のブランド豚「ゆめの大地」のレバーと豚肉を使い、きめ細かくなめらかに仕上げており、レバーが苦手な人にも食べやすくなっています。パンやクラッカーに塗れば、ワインのお供に最適。カンパーニュなどハード系のパンにはさんでサンドイッチにしてもおいしいそう。

コンビーフは熱々の白ご飯にのせるのもおすすめ
さくらのソーセージ(左)は春を感じさせます。右はパテ・ド・カンパーニュ

 鶏レバーと豚のあらびきをバランス良く組み合わせ、スパイスで仕上げた「パテ・ド・カンパーニュ」は、しっとり柔らか。そのまま食べても、パンやクラッカー、チーズと合わせてもおいしく食べられます。同じパテでもちょっと変わり種が「イチジクとシカ肉のパテ」(90グラム、648円)。エゾシカ肉と豚レバーを使っており、少しくせはあるものの、赤ワインやウイスキーにぴったりです。

 この時期、限定で販売する人気商品もあります。「さくらのソーセージ」(3本入り、756円)は、桜の花と葉の塩漬けを練り込んでおり、一口食べると春のさわやかさが口いっぱいに広がります。グリルがおすすめなので、お花見に持っていくには不向きですが、自宅でも桜を感じられるよう、お花見帰りのお土産にちょうどいいかもしれません。

 こちらも火を入れたほうがいい商品ですが、「リピートNo1」というのが、「スペシャルベーコン」(100グラム、600円)です。ブランド豚「ゆめの大地」を塩漬けし、サクラのチップでいぶしながら7~8時間かけて焼き上げます。ジューシーな肉汁と脂身の深い甘みをスモークの香りが引き立てます。林さんは「市販のベーコンは調味液の甘い味のするものが多いのですが、肉本来の味を感じられるよう仕上げています」と自信をみせます。

「肉本来の味や食感を大切にしています」と話す林さん

 同店は、家族や仲間とのパーティーのほか、お花見にもぴったりな「ハムのオードブル」も用意しています。コンビーフや熟成生ハムコッパ、鴨スモークなどを盛り合わせ、2~3人用で3240円、3~5人用で5400円など、予算や盛り付けの内容は相談に応じてくれます。また、この時期にはお花見用に、生ハムや鴨スモーク、コンビーフ、サラミなどを入れた1~2人用の盛り合わせ(1728円)も販売します。

サルーミとビールやワインのセットを気軽に楽しめるイートイン用のカウンター

 また、ショーケースの奥にはカウンター6席があり、イートインもできます。サルーミ4種とビールやワイン1杯のセット(1000円)、好きなソーセージ2種を選び、自家製ザワークラウトとともに盛り合わせたスキレットとドリンクのセット(同)などを提供。

 ベーコンエッグ(500円)やソーセージのグリル(300円から)などの単品フード、ハムとチーズのホットサンド(600円)などの軽食もあり、ワインもグラス、ボトルで用意しているので、購入前に迷ったら味見をしたり、サルーミでちょっと一杯を楽しんだりと、気軽に使うことができます。

 林さんは「カウンターで1杯飲みながら気軽に試してほしい。お客さんの反応を感じることができるのもうれしい。店の前がバス停なので、バス待ちの時間調整にもどうぞ」と話しています。

店名/salumi hayashi(サルーミ ハヤシ)
住所/札幌市中央区北2条西25丁目1-5 イルソーレトレ1階
電話番号/011-676-4589
営業時間/午前10時半~午後8時
定休日/水曜(不定休あり)
たばこ/禁煙

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP