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2025.05.04

From北海道新聞

芽室にポップコーン専門店*高野農場 12月から通年営業*町民とメニュー開発*「食に興味持って」

北海道新聞記事
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専門店の開店時に出すポップコーンの味を決めたワークショップ。中央後方が高野綾さん
専門店の開店時に出すポップコーンの味を決めたワークショップ。中央後方が高野綾さん

 【芽室】町内で畑作を営む高野農場が12月、町中心部にポップコーン専門店「THE POPCORN SHOP(ザ・ポップコーン・ショップ)」(仮)を開店する。店主を務めるのは高野綾さん(34)。去年まで冬季限定で営業していたが、人気が根強く通年営業を決めた。町民と共同でメニューづくりにも取り組み、「みんなで一緒にお店をつくり、食にも興味を持ってもらいたい」と意気込んでいる。

 店は、夫の竜二さん(32)が、農場で生産した作物を幅広い年代に楽しんでもらいたいという思いから2020年にオープンした。同農場で栽培するトウモロコシを使い、農閑期となる冬に3カ月限定で営業してきたが、開店当初から「冬以外も営業してほしい」との声が相次いで寄せられ、「いずれは通年営業を」と考えていたという。

 綾さんは菓子製造販売の柳月(音更)に勤めていたが、竜二さんから通年営業の話を持ちかけられ「接客も好きだし、せっかくならやってみよう」と退職して店を開くことを決意。現在は、店舗開設に向け準備を進めている。

 新店舗は、JR芽室駅から近い、15年ほど空き家となっていた2階建ての建物で、5月にも改装を始める。基本はテイクアウトだが、店内には10人程度の席や子どもが遊べるスペースも設ける計画だ。

 開店に向け、地元高校生と共にポップコーンのレシピを複数考案し、今月5日には町民12人と試作した。韓国のりやコーンポタージュなど複数作り、開店時に出す味を「チョコいちご」に決めた。参加した芽室西小5年の板東瑛太さん(10)は「いろんな味を作って楽しかった」と笑顔だった。

 今後は、高野農場で種まきからポップコーン作りまでを体験できるイベントも予定している。綾さんは「店を通じて、食に興味を持ち、畑に足を運んでもらうきっかけになれば」と期待しつつ、「いろんな世代の人の心のよりどころになる店にしたい」と話している。(西山花音)

*種まきから収穫、調理を体験*今月から半年間イベント

 【芽室】高野農場(上芽室南4線)は5月から、トウモロコシの種まきから収穫、ポップコーン作りまでを体験できるイベントを開く。

 同農場主催。5~10月にかけて5回に分け、種まき、草取り、お花観察、収穫を行い、11月にはポップコーンを作って食べる。全て参加すると、同農場が12月にオープン予定の店舗で使えるポップコーン引換券がもらえる。

 初回は5月18日午前9時45分~午後1時。1回大人2千円、小中高大生千円、小学生500円、3歳以下無料。先着10組。問い合わせは協力する香ノ舎(帯広)の岡野さん、kanoya831@gmail.comへ。(西山花音)

(北海道新聞2025年4月19日掲載)

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