
【乙部】町特産のユリ根と、希少大豆「大莢(おおさや)白乙女」を素材にした新しいスナック菓子が発売された。町内では地域商社「おとべ創生」が取り扱っており、町の担当者は「乙部を知ってもらうきっかけになれば」と力を込める。
石屋製菓(札幌)の子会社150Fプランニング(同)が商品化した、「そのまんまゆり根 白銀フライ」(540円)と「そのまんま大豆 大莢白乙女フライ」(324円)。いずれも70~120度で調理する真空フライ製法で加工し、オホーツク産塩で味付けした。「ゆり根」はほくほくした食感とほのかな甘味が特徴で、「大豆」はピーナツのような食感と大莢白乙女独特の甘味を生かした。
町が150F社にユリ根商品の試作などを依頼。ブランド化を進めてきた大莢白乙女も同時に商品化することになった。
町内では温泉宿泊施設「光林荘」とセブン―イレブン乙部町店、道の駅「ルート229元和台」、シラフラ休憩所の自動販売機で販売。札幌では白い恋人パークや札幌駅前通地下歩行空間直結の「22%MARKET(マーケット)」で販売している。問い合わせはおとべ創生、電話0139・62・5034へ。(米林千晴)
(北海道新聞2025年4月28日掲載)