北海道 食と観光のWEBメディア|English

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2025.07.21

From北海道新聞

風切るオフロード 北海道・佐呂間の秘密基地*鈴鹿さん造成 25年6月オープン

北海道新聞記事
北海道新聞記事
森を切り裂くようにオフロードのコースを駆け抜けるライダーたち
森を切り裂くようにオフロードのコースを駆け抜けるライダーたち

 【佐呂間】「うわっ、すごっ」。四輪駆動の軽自動車「ジムニー」のギアをローに入れ、アクセルを踏み込む。車はエンジンをうならせ、ぬかるんだ坂道を駆け上がった。「こんな坂道も行けるんだ」。ジムニーを運転した会社員鈴木努さん(44)=斜里町=は驚いた。

 佐呂間町大成に6月14日、オープンしたオフロードコース(通称・鈴鹿サーキット)は、未舗装路で自由気ままに車を走らせることができる道内でも数少ない施設。約16ヘクタールの敷地には初心者向けの「低地コース」(全長1キロ)、山の起伏を生かした「アップダウンコース」(同5・5キロ)の2種類ある。

 F1のファンにはなじみのある通称は、オーナーの鈴鹿保さん(68)の名前。孫の“遊び場”にと2年かけてコースを造った。孫はオートバイにのめり込んだが、就職で遊ぶ時間が減ってしまった。鈴鹿さんは「家族連れが集まり、子どもたちがバイクに親しむ場所にしたい」と一般開放することに。さらに山林を購入し、コースを造成した。

子どもにミニバイクの乗り方を教える鈴鹿さん
子どもにミニバイクの乗り方を教える鈴鹿さん

 サーキットは子ども用のミニバイクから、本格仕様の250ccまでのバイクや四輪駆動のジムニー、バギーなどの乗り物を貸し出している。初心者にはバイクの乗り方も教えており、佐呂間小6年の安藤雷牙さん(11)は「乗りやすくて楽しい」と夢中で風を切った。

 スリル満点のオフロードだが、「練習すれば誰が来ても乗れるのが魅力」と鈴鹿さん。恵庭市の山口響稀さん(15)も「とにかく楽しい。森の中を駆け抜ける感じが気持ちがいい」と顔をほころばせた。

急斜面を下るスリル満点のポイントも
急斜面を下るスリル満点のポイントも

 カフェ「プラタナス」のほか、ドッグランも併設。ライダーだけでなく、家族連れもゆったりと遊べる、まさに「秘密基地」のような空間だ。(星野雄飛、写真も)

<メモ>  初回はコース案内と乗り方講習(1人1500円)で、2周目からはバイクが低地コース500円、アップダウンコース千円。車は低地コース千円、アップダウンコース1500円となる。乗り物のレンタル(2時間)はバイクが2千円で、車(ジムニー)は3500円。ドッグランは1頭につき千円から。いずれも事前に問い合わせが必要。営業時間は午前10時~午後5時。水曜定休。問い合わせは鈴鹿さん、電話090・3171・1957へ。

(北海道新聞2025年6月22日掲載)

北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP