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2025.10.20

【札幌・紅葉速報】中島公園、今週末から見ごろ?10/24(金)からはライトアップイベントも 平岡樹芸センター、紅櫻公園、旭山記念公園の様子もお伝えします

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

中島公園の紅葉

 10月も半ばを過ぎ、紅葉の名所とされている札幌市内の公園では、木々が秋色に色付き始めています。札幌市中心部の中島公園では、イチョウ並木が黄色みがかってきており、10月24日(金)から、ライトアップイベントも始まります。南区の紅櫻公園や中央区の旭山記念公園、清田区の平岡樹芸センターでも、モミジやカエデなどがオレンジや赤に変わってきており、これから11月上旬にかけ、見ごろを迎えそうです。

10/24(金)からはライトアップイベントも
中島公園

黄色く色付き始めたイチョウ並木

 10月20日(日)に中島公園に足を運んでみました。南9条通から園内に入ってすぐ、札幌パークホテル横の道の両側には、イチョウ並木が続いています。手前はまだ緑色ですが、南側は黄色に色付き、光の加減で黄金色に光っています。イチョウ並木はほかの木に比べ遅めで、11月上旬まで見ごろが続きそうです。

イチョウ並木を抜けた先の散策路

 イチョウ並木を過ぎ、左手に伸びる道沿いでは、オレンジや赤に染まった木が多く見られます。

遊戯広場前のハウチワカエデ
ボート乗り場手前のエゾヤマザクラなど

 「人形劇場こぐま座」や滑り台などの遊具がある遊戯広場の前の大きなハウチワカエデは、すでに真っ赤に染まっています。

 例年、早めに色付き始める菖蒲池沿いのエゾヤマザクラはすでに色付き、ハルニレはオレンジ色に、ライラックはうっすら黄色に変わっています。

菖蒲池越しに見える中島公園の紅葉

 池沿いに歩き、ボート乗り場を過ぎて池の対岸のプレミアホテル中島公園札幌の方を眺めると、ソメイヨシノやイタヤカエデが色付いています。手前ではススキも穂を出しており、秋の風情が感じられます。この日は風が強かったので、池の水面が波立っていましたが、風がなければ水鏡に紅葉が映り込み、いい写真が撮れそうです。

公園の中央付近の紅葉
豊平館前のヤマザクラ

 公園の中央付近では、コナラやベニシダレなどが色付いています。

 札幌コンサートホールキタラの前のヤチダモは、全体が色付き、風が吹くたびに黄金色の葉をいっぱいに付けた枝がさわさわと揺れています。豊平館前のヤマザクラも真っ赤に色付いて、外壁の白と屋根や窓枠の水色とのコントラストがきれいです。

中島公園の日本庭園

 日本庭園も、全体的に紅葉が進んでいます。濃い赤色のモミジや橙色、黄色に色付いたカエデなど、それぞれ少しづつ色が違い、きれいな暖色のグラデーションとなっています。芝生の斜面には、ライトアップイベント用なのか、色とりどりの和傘が設置されていました。

 中島公園管理事務所によると、今年の紅葉の進み具合は、例年並みから数日早め。ここ1週間ほど、気温が下がり、一気に紅葉が進んだそうです。見ごろは今週末から11月はじめごろ。昨年は10月30日前後がピークで、それよりやや早めといいます。

ライトアップイベント用に設置された和傘

 札幌商工会議所は10月24日(金)から11月3日(月)の午後5時半から9時まで、中島公園のライトアップイベントを開催します。昨年初めて実施し、好評だったことから、今年は規模を拡大。イチョウ並木や菖蒲池の紅葉、池外周の散歩道、豊平館などを明かりで彩ります。

日差しも秋の気配が強まっています

 今年は日本庭園の入園を有料化。音と光の演出で、幻想的な雰囲気を作り出します。入場は1人500円で、午後5時半、6時半、7時半からの3区分で入場できます。前売り券も発売中です。

 イベント期間中、キッチンカー出店エリアを2カ所設け、ザンギやフライドポテト、スープカレーラーメン、スイーツなどを販売します。また、豊平館の広間には午後6時から9時まで、「芸妓CAFE」を開設し、さっぽろ名妓漣の芸妓がカフェスタッフとなって、ドリンクやスイーツを提供します。

ピークになると赤いトンネルに
平岡樹芸センター

モミジの並木。まだちょっとくすんだ色合い

 10月19日(日)には、札幌市内の公園を巡ってみました。最初に、モミジの並木が秋には真っ赤なトンネルのようになる平岡樹芸センター(清田区平岡4条3丁目)を訪れました。駐車場はほぼ満車で、多くの人が訪れていました。紅葉の並木は、まだ色付きが浅く、光の加減もあって、くすんだ赤色。それでも、たくさんの人たちがスマートフォンをかざして写真を撮っていました。

芝生広場周辺の木々
日本庭園。池が水鏡になり、紅葉が映っています

 中央の芝生広場周辺の木々は、全体的に鮮やかさを増していました。日本庭園も、モミジやカエデが色付き、池の表面が水鏡に赤色が映り込み、きれいです。本数は少なく、丈も低いのですが、駐車場のコキアもきれいに赤くなっていました。

池の水鏡に映る紅葉も
紅櫻公園

紅櫻公園の色付いた木々

 次に訪れたのは、紅櫻公園(南区澄川389-6)。紅葉の時期は入園料500円と、有料になります。駐車場の周辺も全体が色付き、秋色。中に入って進んでいくと、右手の日本庭園や開拓神社手前のキャンプサイト周辺も、きれいに色付いています。
 この日、訪れた3カ所の中では、紅櫻公園が最も紅葉が進み、きれいに色付いていました。

光の加減にもよりますが、青空に燃えるような赤色が映えています
風情ある赤い小さな太鼓橋
水面に映った紅葉もきれい

 奥の小さな赤い太鼓橋周辺やがけの下にある池周辺の木々も、きれいに紅葉していました。
 公園内にはカフェもあり、散策の後、温かいコーヒーで暖を取るのもいいかもしれません。クラフトジンの醸造所「紅櫻蒸溜所」も併設されており、南区の伏流水を使ってジンをつくっています。

紅葉と札幌市街地の展望を同時に楽しむ
旭山記念公園

色付いた展望広場周辺の街路樹
赤の並木に1本黄色の木がありました
芝生に散った赤い葉もきれい

 少しでも標高の高いところに行けば、紅葉が進んでいるのではと思い、旭山記念公園(中央区界川4)にも行ってみました。展望広場周辺の街路樹が赤く色付いていました。芝生に落ちた赤い葉もきれいです。

展望台から望む札幌市街地。手前の紅葉もきれい

 展望台は標高137.5メートルで、さすが眺めがよく、噴水の向こうに、JAタワーやさっぽろテレビ塔などの中心部の建造物が見え、雲が多いながらも、手稲山やピンネシリなどの稜線も確認できました。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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