
【様似】地場産品を使ったバターサンドなどを販売する洋菓子メーカー「木菓城(もっかじょう)」が今月、初の店舗(大通1)をオープンさせた。町内でお土産を購入できる場所は限られており、町をPRする場を増やそうと、町内唯一の洋菓子専門店を構えた。パティシエを務める佐藤定美さんは「地元に愛される店を目指したい」と話している。
佐藤さんは町平宇の宿泊施設「ホテルアポイ山荘」で社長として長年にわたり腕を振るい、その傍ら「木菓城」のブランド名で2020年夏から、菓子を同宿泊施設や様似観光案内所で販売していた。人気のバターサンド(300円)は夏イチゴやコンブなど町の特産品の使用にこだわり、8種類にも及ぶ。

アポイ山荘での仕事は3月末で退いた。町内で手土産を買える場所が少なく、周囲から「バターサンドを残してほしい」という声に押され、昨年12月1日に一念発起で店をオープンした。開店に合わせ、新たにシュークリーム(380円)とパウンドケーキ(1100円)をラインアップに追加。今後、商品の品ぞろえを増やしていく考えだ。
町内唯一の洋菓子専門店に期待する町民も多い。開店直後に買いに訪れた町内の会社員、林崎芽衣さん(37)は「手軽にスイーツが買えてうれしい。町の活性化につながってほしい」と笑顔で話した。佐藤さんは「地元に根付き、おいしいと言ってもらえるファンを増やしていきたい」と意気込む。営業時間は午前10時~午後7時、水曜定休。電話0146・26・7800。(赤羽諒太)
(北海道新聞2025年12月13日掲載)


