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2022.10.23

From北海道新聞

北竜産米ビール 甘くフルーティー*規格外品利用 道の駅で販売

北海道新聞記事
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新しく販売されたホクリュウクラフト「ひまわりライス」
新しく販売されたホクリュウクラフト「ひまわりライス」

 【北竜】町特産の農産物の規格外品などを副原料としたクラフトビール「ホクリュウクラフト」の新商品として、町産米「ひまわりライス」を利用したビールが、10月から道の駅サンフラワー北竜売店で販売されている。開発者によると、コメの甘くフルーティーな香りが特長で、さっぱりとした味わいとなっている。

 「ひまわりライス」の精米過程で割れてしまったコメを副原料にしており、町内竜西農場の安達明広さん(50)と、北瑞穂生産組合長の永井稔さん(45)が「規格外品を有効活用したい」と企画した。

 アルコール度数5・5%のビールで、醸造は澄川麦酒(札幌)に依頼。コメの量を増やしすぎると辛口になるため、キレを保ちつつマイルドな味に仕上がるよう、コメの量のバランスを取るのが難しかったという。330ミリリットルで850円。

 2人はこれまでも、町特産の「ひまわり油」の搾りかすのほか、小粒黒大豆の「黒千石」や「ひまわりすいか」の規格外品などを副原料としたクラフトビール3種(酒税法上は発泡酒)を、8月の「ひまわりまつり」の時期に合わせて販売。合計で千本ほどが売れ、「ひまわりすいか」と「黒千石」は完売した。12月以降、「黒千石」は副原料が出てきたタイミングで再醸造する予定だという。

 安達さんは「まつり期間中は物珍しさで多くの人が買ってくれた。今後は継続して飲んでもらえるよう、町内でビールフェアを開くなど工夫していきたい」と話している。サンフラワー北竜売店は午前8時~午後9時まで。設備点検のため11月8~11日は全館休館となる。(斎藤雅史)

(北海道新聞2022年10月18日掲載)

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