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2022.10.29

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉イルピーノ=札幌市*麺に絡む濃厚カニソース

北海道新聞記事
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看板商品の「渡り蟹のトマトソースパスタ」。手間暇かけてつくったソースが麺によく絡む

 本場イタリアで8年にわたって技術を磨いたオーナーシェフの川端美枝さん(55)が腕を振るう。札幌市中央区のイタリア料理店「イルピーノ」の看板商品は「渡り蟹(がに)のトマトソースパスタ」。川端さんは「濃厚なソースに、もちもちした麺がよく絡みますよ」と誇らしげだ。

 ワタリガニは40分ほど下処理をした後、香りを出すため30分炒めてから2時間煮込む。家庭では仕込みが大変だからこそ、手間を惜しまない。酸味とコクのバランスの取れたトマトに、タマネギ、ニンジン、セロリを2時間炒めたベースのソースと合わせて完成。ランチはサラダとパンが付いて1200円、夜は1600円。

 イタリア料理との出会いは、銀行員生活をした後だった。北海学園大卒業後に勤めた銀行を5年で退職。骨休めに行ったイタリアで幼少から好きだった料理を学んだ。2003年に開店するまでの約8年、日本と行き来し、前菜やデザート、肉料理など郷土料理を勉強した。

道産食材にこだわりながら、本場イタリアで磨いた技術を発揮するオーナーシェフの川端美枝さん

 開店当初は生まれ育った札幌で本場の味を提供していたが、客足はまばらだった。現地で感銘を受けたのは、地元の旬の食材を生かした、毎日食べても飽きない素朴な料理。その原点に返り、道産食材でイタリア料理を提供することに。食材は直接、生産者に会って食べ、人柄やこだわりにひかれたものを仕入れている。

 「パスタも北海道産にしたい」。1年半試行し、道産小麦「春よ恋」100%を使った生パスタを08年に作った。しっかりとした食感が食欲をそそる。

 インターネットで販売している道産チーズを使ったピザやデザートなども人気。料理教室の講師や、企業、自治体へのアドバイザーも務める。「相乗効果で道産ブランドの価値を高めていけたらうれしいです」と前を見つめる。(池田大地)

▼所在地 札幌市中央区北1西3荒巻時計台前ビルB1
▼電話 011・280・7557
▼営業時間 午前11時半~午後3時半、午後5時~10時ラストオーダー
▼取り寄せ 自社ホームページから(ピザやデザートなどに限定)
▼定休日 日曜日
▼交通 札幌市営地下鉄大通駅9番出口からすぐ

(北海道新聞2022年10月28日掲載)

〈マチのこだわり味自慢〉ベーカリーカンスケ=岩見沢市*厳選小麦で香り ふわっと 
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