【上富良野】町内のビール製造会社「忽布古丹(ホップコタン)醸造」(堤野貴之社長)は、町内産のホップを100%使ったビールに、同町内のコーヒー専門店「江花珈琲焙煎(コーヒーばいせん)所」(沢徹之代表)のコーヒーを加えた発泡酒「エパナ」の第2弾を12月上旬に発売した。
ビールの名前は、同焙煎所がある町内江花地区の語源であるアイヌ語「エパナ」にちなむ。第2弾では、ブラジル産のコーヒー豆「エスプレッソ レディ」を使用。11月上旬から始まった仕込み作業ではコーヒー豆を麦汁で煮出したり、タンクの中で豆と水を一緒に入れてコーヒーを抽出したりなどした。1週間後の発酵工程の終盤に発酵タンクへ同じ豆を漬け置きして香り付けし、さらに約3週間熟成させて完成した。
330ミリリットル瓶入り671円で、限定1千本製造する。同社ホームページなどで買えるほか、札幌市中央区南2西3の直営店「タップルーム ビアコタン」でも味わえる。同社は「エスプレッソのような深いりのおいしさが表現できた」と話した。
エパナは年2回の発売を予定しており、次回は来春に発売する。(千葉佳奈)
(北海道新聞2022年12月20日掲載)