希少な滝上町産の和ハッカを使った「プレミアムミントクラフトジン」がコンビニ北海道最大手セコマ(札幌)から発売されました。札幌市内でPRイベントが開かれた模様をご紹介します。
ハッカと言えば、北見市をイメージする方も多いと思いますが、実は、生産量日本一は滝上町なんです。
現在、日本国内で使われている天然ハッカは、99%が輸入品で、国産の天然ハッカは非常に少ないんです。
1930年代には、日本が世界の生産量の8~9割のシェアを占めたとか。うち7割を、滝上町があるオホーツク地域の集積地だった北見市で取り扱っていたそうです。
和ハッカは、「ニホンハッカ」または「ジャパニーズミント」と呼ばれるミント(ハッカ)の1種で、セコマは「和ミント」として商品化しています。
和ミントは、輸入の洋ミントに比べて、「ハッカ脳」の量が多いことから清涼感が強いそうです。
セコマでは、滝上町の「和ミント」を使ったチョコミントアイスバーやミントキャンディなどを2019年からシリーズ展開し、累計で230万個を販売してきたそうです。
今回は従来商品「ミントクラフトジン」をバージョンアップさせた「プレミアムミントクラフトジン」を発売しました。
セコマの丸谷智保会長によると、従来品と比べてプレミアムミントクラフトジンは「2種類の和ミントを使っているので、余韻が長く、軟らかく、かつ甘みがある」とのこと。
滝上町の長屋栄一町長は「ハッカ栽培は農薬を使えず、収穫、乾燥、蒸留と全て手作業で、町内の生産者は、わずか6戸のみ。ぜひ希少な国産ハッカを味わっていただきたい」とPRしていました。
この日は、全国のホテルで働くバーテンダー1400人が加盟する「日本ホテルバーメンズ協会」(東京)の8代目会長に昨年就任した、オーセントホテル小樽の「キャプテンズ・バー」でチーフバーテンダーを務める野田浩史さんがプレミアムミントクラフトジンを使ったカクテルを披露してくれました。非常においしく、出席者から「また飲みたい」との要望が相次いでいたので、近々、どこかで飲めるようになるかもしれませんよ?
「プレミアムミントクラフトジン」は、700ミリリットル入り2618円で、6000本を限定販売しています。