北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.02.10

北海道・滝上町はミント生産量日本一 セコマがミントクラフトジン〈山﨑編集長☆発〉

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

 希少な滝上町産の和ハッカを使った「プレミアムミントクラフトジン」がコンビニ北海道最大手セコマ(札幌)から発売されました。札幌市内でPRイベントが開かれた模様をご紹介します。

 ハッカと言えば、北見市をイメージする方も多いと思いますが、実は、生産量日本一は滝上町なんです。

 現在、日本国内で使われている天然ハッカは、99%が輸入品で、国産の天然ハッカは非常に少ないんです。

 1930年代には、日本が世界の生産量の8~9割のシェアを占めたとか。うち7割を、滝上町があるオホーツク地域の集積地だった北見市で取り扱っていたそうです。

滝上町産の和ミントの葉

 和ハッカは、「ニホンハッカ」または「ジャパニーズミント」と呼ばれるミント(ハッカ)の1種で、セコマは「和ミント」として商品化しています。
 和ミントは、輸入の洋ミントに比べて、「ハッカ脳」の量が多いことから清涼感が強いそうです。

 セコマでは、滝上町の「和ミント」を使ったチョコミントアイスバーやミントキャンディなどを2019年からシリーズ展開し、累計で230万個を販売してきたそうです。

(右から)滝上町の長屋栄一町長、セコマの丸谷智保会長、日本ホテルバーメンズ協会の野田浩史会長

 今回は従来商品「ミントクラフトジン」をバージョンアップさせた「プレミアムミントクラフトジン」を発売しました。

 セコマの丸谷智保会長によると、従来品と比べてプレミアムミントクラフトジンは「2種類の和ミントを使っているので、余韻が長く、軟らかく、かつ甘みがある」とのこと。
 滝上町の長屋栄一町長は「ハッカ栽培は農薬を使えず、収穫、乾燥、蒸留と全て手作業で、町内の生産者は、わずか6戸のみ。ぜひ希少な国産ハッカを味わっていただきたい」とPRしていました。

野田会長が披露したカクテル

 この日は、全国のホテルで働くバーテンダー1400人が加盟する「日本ホテルバーメンズ協会」(東京)の8代目会長に昨年就任した、オーセントホテル小樽の「キャプテンズ・バー」でチーフバーテンダーを務める野田浩史さんがプレミアムミントクラフトジンを使ったカクテルを披露してくれました。非常においしく、出席者から「また飲みたい」との要望が相次いでいたので、近々、どこかで飲めるようになるかもしれませんよ?

 「プレミアムミントクラフトジン」は、700ミリリットル入り2618円で、6000本を限定販売しています。

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP