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2023.12.11

From北海道新聞

置戸の農業女性グループ「楽し~な」*調理時短に乾燥野菜いかが*新たな町の特産品に

北海道新聞記事
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乾燥野菜をPRする溝井代表(左)ら
乾燥野菜をPRする溝井代表(左)ら

 【置戸】町内の農業女性グループ「楽(らく)し~な」が製造販売する乾燥野菜が、地域住民の人気を集めている。約20種類の地元野菜を乾燥させた単品と、一品料理用に組み合わせて袋詰めした製品がある。調理の時短につながると好評だ。事業化して新たな町の特産品に育てたい考えだ。

 同グループは、2018年、農協女性部の4人で発足。酪農家の溝井鈴香代表(52)が余った牛乳をチーズやアイスに加工していることに、関心を持ったメンバーが集まった。現在は50~60代の5人で活動する。

 乾燥野菜作りは、町で食のアドバイザーを務める佐々木十美さん(72)の勧めで、19年から始めた。メンバーが自身の畑で収穫した規格外野菜を新鮮なうちに持ち寄り、洗い、包丁でスライスして、町中央公民館にある乾燥機にかける。

 約60度の熱を一晩かけると乾燥野菜になる。食べるときは、料理にもよるが、ほぼそのまま加えるだけでよく、水で戻す必要は無いという。

 単品はトマト、コーン、ゴボウ、タマネギ、キュウリ、ナス、ニンジン、ヤーコン、カボチャなど。これらをもとに、炊き込みご飯、みそ汁、親子丼など料理用に、複数の乾燥野菜を組み合わせた製品も作る。

 乾燥野菜の魅力は「野菜を長持ちさせ、付加価値を付けられること」と溝井代表。道内外で食の講習会を開く佐々木さんから、活用法のアドバイスをもらったり、PRに協力してもらったりもしている。

 同グループは今春に中心市街地に事務所を開設した。目標は、町の特産品として乾燥野菜の認知度を高め、ふるさと納税の返礼品に採用してもらうこと。溝井代表は「乾燥野菜の活用法は幅広く、さまざまな提案ができるので挑戦のし甲斐がある。メンバーで力を合わせて新たな特産品に育てたい」と意欲を見せる。

 単品は1袋350円、一品料理用は500円。勝山温泉ゆうゆ、道の駅「おんねゆ温泉」などで販売している。問い合わせは溝井代表、電話080・1862・3314へ。 (中川渚)

(北海道新聞2023年12月5日掲載)

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