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2024.01.05

北海道産ワイン&食材のペアリングを楽しんで〈1/5更新〉~「札幌・夜景レストラン×道産ワイン」フェア監修・鹿取氏が魅力ご紹介

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

「ヌーベルプース大倉山」からの札幌の夜景の眺めと、グラスやカトラリーが並ぶテーブルイメージ
大倉山からの札幌の夜景と道産ワイン、北海道キュイジーヌのマリアージュを楽しみます

 〝日本新三大夜景〟とされる札幌の夜景と道産ワインを楽しもうと、TripEat北海道が1~2月に実施する「札幌夜景レストラン×道産ワイン マリアージュフェア」。その中の「ディナーフェア」と「マリアージュ×トークショー 一夜限りのスペシャルディナー」で提供するワインを選定し、「ドメーヌタカヒコ」の曽我貴彦さんとともにスペシャルディナーのトークショーにも出演するフード&ワインジャーナリスト鹿取みゆき氏に、2つのイベントの魅力について、紹介してもらいました。
 ※「ディナーフェア」と「一夜限りのスペシャルディナー」は終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。

♢ ♢ ♢

 「ディナーフェア」では、新鮮な道産食材をふんだんに使ったお料理と入手困難な道産ワイン10種類のワインが楽しめます。しかもこのフェアは、一つのお料理に2種類のワインを合わせるというダブルペアリングが堪能できるという贅沢なものです。そしてもう一つ、見逃せないのが、今や国内のみならず、海外からも注目される造り手、「ドメーヌタカヒコ」の曽我貴彦さん自らがワインや造りについて語るトーク付きの「マリアージュ×トークショー 一夜限りのスペシャルディナー」。こちらでは、曽我さんのワインなど道産ワイン5種を含むワイン10種類を、道産食材を使った「北海道キュイジーヌ(料理スタイル)」6品のコースとともに味わうことができます。貴重な素晴らしい体験になることは間違いありません。

道産ワイン10種とコース料理を楽しむ 
「ディナーフェア」

ディナーフェアで提供される道産ワイン10種
ディナーフェアで提供される道産ワイン10種

 ディナーフェアでは、日本ワイン垂涎の的の珠玉の道産ワイン10種類が勢揃い。まずはコースのスタートのマリアージュ。レモンをきかせたソースを添えたワカサギのフリットなどのアミューズに、甘い果実の香りのスパークリングの「レジェント・ブリュット2022」(キャメルファームワイナリー)と、ユズのフレーバーの「ハツユキスパークリング2022」(NIKI Hills Winery)を合わせます。

 次に、旬の新鮮な魚介類を使った冷前菜とは、赤いベリー系の香りがあって軽やかさも持つ赤ワイン「縁2022」(ドメーヌ・ブレス)と、厚みがあり、丸くぽってりとした味わいの「ホワイト2021KWtN」(上幌ワイン)でダブルペアリング。温前菜では旬の真たちを取り入れたお料理を。白トリュフのフレーバーの「タプコプブランZ2020」(KONDOヴィンヤード)と、バラの香りの飲みごたえのある「クリサワブラン2022」(ナカザワヴィンヤード)とのペアリングをお楽しみいただけます。タプコプブランとクリサワブランのダブルペアリングは、またとない体験です。

ディナーフェア、スペシャルディナーで提供予定の白糠産エゾシカ肉のグリエ(参考イメージ)
ディナーフェア、スペシャルディナーで提供予定の白糠産エゾシカ肉のグリエ(写真はイメージです)

 メインの魚料理には、飲み心地が軽快な赤ワイン「L’assemblage Rouge2022」(とわ北斗ヴィンヤード)と、ジューシーでバランスの良い赤ワイン「ナカイルージュ2021」(さっぽろ藤野ワイナリー)を、そして肉料理の白糠産エゾシカ肉のお料理とは、果実味とうまみ、芳醇で緻密なテクスチャーを持つ「モン・ルージュ2021」(ドメーヌモン)と、出汁のようなニュアンスを持つ「ナナツモリ ピノノワール2021」(ドメーヌタカヒコ)とのダブルペアリングが楽しめます。この後、デザートとコーヒー、小菓子が提供されます。

ドメーヌタカヒコ・曽我さんがトークショー 
「スペシャルディナー」

スペシャルディナーで提供される道産ワイン5種
スペシャルディナーで提供される道産ワイン5種

 ドメーヌタカヒコの曽我さんのトークも楽しめるスペシャルディナーでは、ドメーヌタカヒコの珠玉のワイン3種に加えて、KONDOヴィンヤードやワインばたけ浦本のワイン2種と海外のワイン5種をご用意しています。アミューズでは、オレンジピールやリンゴのみつのような香りやうまみのある「nakimushiNV」(ワインばたけ浦本)を提供。冷前菜には、花のような香りがあり、軽快で伸びやかな「ヨイチノボリ ナカイブラン2022」(ドメーヌタカヒコ)を、温前菜には骨太な酸に支えられたしっかりした味わいの「タプコプブラン2021」(KONDOヴィンヤード)を合わせます。
 魚料理にはカリンやはちみつのような甘さの中に厚みのある酸を感じられる「ナナツモリ ブランドノワール2021」(ドメーヌタカヒコ)を、肉料理には、ドメーヌタカヒコのワインの中でもグレートヴィンテージのひとつとされる「ナナツモリ ピノノワール2021」をペアリングします。
 これら5種にそれぞれ海外のワインも提供します。道産ワインと飲み比べることで、海外のワインとの違いや食材とワインのマッチング、道産ワインの底力を感じることができるでしょう。

♢ ♢ ♢

鹿取みゆき氏プロフィール
 一般社団法人日本ワインブドウ栽培協会代表理事、国税庁審議会委員、日本ワイン造り手の会監査役など。全国のワイン、農産物などの生産現場の取材・調査とともに、生産者支援に注力。現場の造り手たちのための勉強会や、総務省認定地域力創造アドバイザーとしてワインを核とした地域活性化プロジェクトなども手がける。

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 ディナーフェアは2024年1月11日(木)~13日(土)、18日(木)~20日(土)、25日(木)~27日(土)、2月1日(木)~3日(土)に開催します(貸し切りで予約できない場合もあります)。料金は1人当たり、「ヌーベルプース大倉山」(札幌市中央区宮の森1274)は2万2000円(1月19日は貸し切り)、「ザ ジュエルズ」(札幌市南区北ノ沢1956)と「ザ ガーデン サッポロ 北海道グリル」(札幌市中央区大通西1丁目)は2万円。「ザ ジュエルズ」は天候によってロープウェイが運休し、休業する場合があります。定員は各レストラン1日6人。

 スペシャルディナーは来年1月19日(金)にヌーベルプース大倉山で開きます。午後6時開場、午後6時半スタート。1人3万円で、定員50人(お帰りの際には札幌市内中心部への無料バスも用意しています。特別宿泊プランもあります)。

 ディナーフェア、スペシャルディナーともに、TripEatのLINE公式アカウント上で申し込み受け付け中です。

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小川郁子編集長
小川郁子編集長

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