北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2023.12.25

From北海道新聞

恵庭のパティシエ 高橋さん*洋菓子コン 2年連続日本一*今年はあめ細工*「次は世界に挑戦」

北海道新聞記事
北海道新聞記事
「ジャパン・ケーキショー東京」あめ細工部門で最高賞に輝いた作品の横で「大会前には北海道神宮で必勝祈願もしました」と話す高橋匠さん

 【恵庭】市内のスイーツ店「ICHIE(イチエ) Flower&Sweets」のパティシエ高橋匠さん(32)が、国内最高峰の洋菓子コンクール「ジャパン・ケーキショー東京」のピエス・アーティスティック(あめ細工)部門で、最高賞にあたる連合会会長賞に輝いた。昨年の大会でもケーキ部門で最高賞を受賞し、2年連続日本一の快挙に「努力が報われて良かった」と胸を張る。

 大会は東京都洋菓子協会などが10~11月に開催。14部門に分かれ、洋菓子の味と見た目を審査した。高橋さんは今回、ギフト菓子部門でも銅賞に入賞した。

 あめ細工部門にはオルゴールをテーマにした作品を出品。ピンクゴールドとオレンジに輝く花に、本物そっくりのオルゴールとホーンが巻き付いたデザインで、120点の中から頂点に選ばれた。

 高さは約50センチで、花や葉、支柱部分はあめ、オルゴールなどは砂糖菓子で「全て食べられます」と高橋さん。あめを溶かしながら引き伸ばしたり、シリコンで自作した型に流し込んだりして製作した。

 高橋さんは昨年、あめ細工部門にも挑戦して銅賞を受賞したが「悔しさがあり、次は絶対にあめで日本一になると誓った」という。昨年のうちにテーマを決め、1月から小樽のオルゴール堂に通って構造を研究。6月の道大会で優勝後、全体のバランスなどを改良した。

 作品は事前に部品ごとに整形し、壊れないよう飛行機ではなく新幹線で東京まで移動し、滞在先のホテルで組み合わせて完成させた。あめは引き伸ばす際、湿度が高いと鮮やかさが落ちるため、ホテルでは除湿機を4台動かしながら制作するなど細部に気を払い、その繊細な細工技術が高く評価された。

 2部門制覇に「それぞれトップを取れたので、この大会はひとまず卒業」とした上で、「次は国際コンクールにつながる別の大会で結果を出し、世界の舞台に挑戦してみたい」と、さらなる高みを目指している。
 作品は当面の間、同店(柏木町3)で展示している。(伊藤凱)

(北海道新聞2023年12月16日掲載)

北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通西3-6

食と観光

PAGETOP