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2024.01.26

〈PR〉札幌丘珠空港から行こう!飛行機の旅! ~番外編・丘珠空港からの札幌市内巡り

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 道内外12の就航地へ路線が開設されている札幌の空の玄関口・札幌丘珠空港。同空港でしか味わえないオリジナルメニューやお土産品もあります。丘珠空港のある道都・札幌市も、もちろん、多くの観光スポットやさまざまな味を楽しめる街です。丘珠空港から始める「札幌観光」のおすすめスポットも合わせてご紹介します。

丘珠空港オリジナルのコーヒー&どら焼き、丘珠カレー

丘珠空港のビル
丘珠空港のターミナルビル

 丘珠空港は2022年に開港80周年、現在のビルの開業30周年を迎えました。それを記念して、札幌市中央区のカフェ「リタルコーヒー」とコラボして、丘珠空港オリジナルのブレンドコーヒー「OKASORA BLEND」をつくりました。札幌では、深いりで苦みが強く、酸味を抑えたものが人気だそうで、札幌市民の好みに合わせ、タンザニアやグァテマラ、コロンビア、ホンジュラス、エチオピアの豆をブレンド。紙ドリップ式で、1つずつ個包装になっており、7パック入りです。

オリジナルの「OKASORA BLEND」コーヒー
どら焼き「Okasora Dõra」

 もう1つの空港限定の商品が、どら焼き「Okasora Dõra」です。同じく開港80周年、ビル開業30周年を記念して、空港近くの東区の「菓子司 松屋」が製造。世界の空港にはそれぞれ、国際航空運送協会が定める「スリーレターコード」が割り振られており、丘珠空港は「OKD」です。Okasora Dõraには、「OKD」の焼き印が押されたものが5個入っています。どちらもおいしくて配りやすいと好評だとか。

めんに札幌黄を練り込んだ丘珠拉麺(左)と札幌黄を炒め、フライドオニオンをトッピングした丘珠カレー

 丘珠空港ビルに入るレストラン「丘珠キッチン」では、空港のある札幌市東区特産のタマネギ「札幌黄」を使ったオリジナルメニューを提供しています。札幌黄は肉厚で柔らかく、熱を加えると一層甘みが増します。その特長を生かし、カレーやラーメンを調理しています。

 札幌黄の最大の特長は甘み。丘珠キッチンでは、札幌黄と道産タマネギをじっくり煮込み、「丘珠カレー」として提供しています。フライドオニオンがトッピングされており、リピーターが多いそうです。「丘珠拉麺(ラーメン)」には、札幌黄を練り込んだ道産小麦のめんを使用。しょうゆベースのあんかけがかかっています。

 札幌黄は1877年(明治10年)、クラーク博士の後任として札幌農学校に着任したブルックス博士が札幌黄の原種といわれる「イエロー・グローブ・ダンバース」を持ち込んだのが始まりとされています。品種改良が繰り返され、昭和40年代には札幌黄やその系統のタマネギが道内のほとんどの産地で栽培されるようになりましたが、日持ちがして病気に強く、収量が多く、大きさがそろっている「F1種」にとって変わられ、姿を消していきました。

 しかし、地産地消の機運の高まりや在来種の見直し、地方の伝統的な在来品種のうち、消えてしまう可能性のある希少な食材を認定する「味の箱舟」に登録されたことなどから、札幌黄を見直す動きが加速。JAさっぽろの札幌を代表するブランド野菜「札幌伝統野菜」の一つとして、生産する農家が増えています。

丘珠空港から訪れたい札幌市内の観光スポット

昼も夜も山頂から道都を一望できる「藻岩山」

 札幌の中央に位置する藻岩山(531メートル)。その山頂からは、昼には林立する高層ビルと緑豊かな街並み、遠くは石狩湾まで見渡せる大パノラマを、夜には「日本新三大夜景」に3回連続で選ばれた光のきらめきを展望できます。アイヌの人たちも「インカルシペ(いつも見張りをするところ)」と呼んで周囲を見渡していたといわれており、今も札幌の美しい街並みと自然を眺めることのできるスポットとなっています。

藻岩山山頂からの展望。石狩湾まで大パノラマを眺望できます
藻岩山山頂からの展望。石狩湾まで大パノラマを眺望できます

 山頂までは、ふもとから中腹まで「札幌もいわ山ロープウェイ」か、夏は車で観光自動車道を使って登り、中腹からミニケーブルカーに乗り換えます。登山道も5ルートあり、夏は多くの市民がハイキングを楽しんでいます。藻岩山の「藻岩原始林」には、シナノキやミズナラ、エゾマツなどの天然の樹木が茂っているほか、モイワナズナやモイワボダイジュ、モイワウスバカゲロウなどここで発見された植物や昆虫も生息しています。原始林は、北海道第1号の国の天然記念物です。

山頂に向かうゴンドラ。乗車中も季節ごとの風景を楽しめます
山頂に向かうゴンドラ。乗車中も季節ごとの風景を楽しめます

 藻岩山の南東側には札幌藻岩山スキー場があり、札幌の中心部から車で約30分ほどでスキーをすることができます。スノーボードは全面禁止で滑降はスキーのみ。10コースあり、子どもから上級者まで楽しめます。

新三大夜景・札幌をさまざまな場所から楽しみたい! 絶景ビュースポット4選

自然とアートが融合する「モエレ沼公園」

 札幌市東区のモエレ沼公園は、彫刻家イサム・ノグチの設計。「全体をひとつの彫刻作品とする」ことをコンセプトとして、標高62メートルの「モエレ山」を中心に、公園のシンボルとなっているガラスのピラミッド「HIDAMARI」や「海の噴水」、イサム・ノグチがデザインした遊具などが配されており、自然とアートの融合を感じ取ることができます。散策やサイクリング、ピクニックのほか、春はお花見、夏は水遊び、秋は紅葉や花火、冬はスノーシューと、四季を通じて楽しむことができます。

モエレ沼公園のシンボルのガラスのピラミッド「HIDAMARI」
モエレ沼公園のシンボルのガラスのピラミッド「HIDAMARI」

 モエレ沼公園は、敷地面積189ヘクタールで、市内最大の総合公園。1979年から1990年まで廃棄物処理場として約270万トンのごみを搬入、埋め立てられた土地に、盛り土や植樹、造形物を建設して、23年かけて整備されました。

冬のモエレ山。ソリで遊ぶ姿が見られます    写真提供:モエレ沼公園

 モエレ山は3方向から5ルートの「登山道」があり、山頂からは公園全体を見渡すことができます。ガラスのピラミッドは外壁が四角と三角のガラス1113枚を使ってつくられています。外壁には芝生や雪原、青空、夕日など屋外の風景や光を映し出され、ピラミッドの内部にいても、公園の気配を感じることができます。

 海の噴水は直径48メートルで、1日2~4回、生命の誕生や宇宙をテーマに、40分のロングプログラムと15分のショートプログラムを実演。水は最大25メートルの高さに噴き上がり、海の嵐や凪の様子を表現した水の動きは「水の彫刻」といわれています。夜はライトアップされ、幻想的な光と水の表情を鑑賞できます。

 公園内には約2300本のサクラが植えられており、春には花見客も多く訪れます。夏には海辺をイメージし、サンゴで舗装された「モエレビーチ」がオープン。最も深いところで45センチの浅いすり鉢状のプールで、水遊びができます。秋には国内各地の花火師が集まり、花火と音楽がコラボした「モエレ沼芸術花火」が開かれます。モエレ沼公園は外周約3.7キロ。レンタサイクルもあり、サイクリングも楽しめます。冬にはそりやスノーシュー、クロスカントリースキーなどをレンタルでき、モエレ沼を中心に雪遊びができます。

北海道グルメを存分に楽しめる歓楽街・すすきの

 札幌に来たら外せないのが、北の歓楽街・すすきの。東北以北最大の規模の歓楽街で、ニッカの「キング・オブ・ブレンダーズ」、通称「ニッカのひげのおじさん」が写るすすきの交差点の写真は、北海道に来たことがない人でも1度は見たことがあるのでは。海鮮、ジンギスカン、ラーメン、スープカレー、締めパフェ…。お酒を飲む人も飲まない人も、ぜひ足を運んで北海道のグルメを楽しみたい場所です。すすきの交差点前には、新しい複合施設「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」もオープン、話題性もばっちりです。

東北以北最大の歓楽街すすきののシンボルすすきの交差点の「ニッカのひげのおじさん」
東北以北最大の歓楽街すすきののシンボルすすきの交差点の「ニッカのひげのおじさん」

 「すすきの」という地名は札幌にはありませんが、すすきの観光協会によると、札幌市中央区の南3条の南側から南8条まで、西1丁目から西6丁目までを、「すすきの」としています。すすきのの店舗数は、バブル期には5000超だったともいわれています。コロナ禍前の約3800店には及びませんが、今も3000店ほどあるといわれています。

 すすきのの特長の一つが、治安の良さです。すすきのの中心部、南4条西3丁目、国道36号沿いの薄野交番は、2022年3月に改築された新しい建物です。中央署員46人が3交代24時間態勢で勤務しており、道内最大規模の交番で、署員たちが巡回、パトロールしています。全業種の客引き行為を禁止する道内初の「札幌市客引き防止条例」が2022年7月に全面施行されたこともあり、悪質な客引きは減っています。女性や家族連れが夜、歩いていても危険が少ないといわれます。

さっぽろ雪まつりのすすきの会場「SUSUKINO ICE WORLD」に並ぶ氷像
さっぽろ雪まつりのすすきの会場「SUSUKINO ICE WORLD」に並ぶ氷像

 2月4日(日)から11日(日)には、「さっぽろ雪まつり」のすすきの会場として、「SUSUKINO ICE WORLD 2024」が開かれます。駅前通の南4条から南6条まで、車を通行止めにし、氷像や氷彫刻が並びます。北側のCOCONO SUSUKINO前では、歓迎塔とメーン氷像の時計台が出迎え、カニや魚を入れて凍らせた魚入り氷像などが並びます。南に向かうと、大小の氷像や、氷彫刻アーティストが制作した氷彫刻コンクールの作品10点を展示。氷彫刻の実演や、温かい飲食物を販売するフードコーナーも開設します。

「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」11/30オープン ススキノの新しい拠点 飲食店も充実

札幌銘菓の製造ラインを見学できる「白い恋人パーク」

 札幌のお土産といえば、「白い恋人」。札幌市西区の白い恋人パーク(宮の沢2条2丁目)では、その製造ラインの見学やオリジナルの白い恋人づくりの体験ができ、スイーツを楽しめるカフェやショップもあります。11月中旬から3月までの夜はイルミネーションが輝き、春から秋にはイングリッシュガーデンに花が咲き誇り、記念撮影スポットとしても最適です。

イルミネーションが輝く冬の白い恋人パーク

 「チョコトピアファクトリー」では、大きな窓を見下ろすと、白い恋人とバウムクーヘンの製造工程を見学できるほか、「白いこびと」たちが白い恋人を製造するジオラマも展示されています。

白い恋人の製造ラインが見学できるチョコピアファクトリー

 「チョコトピアハウス」では、チョコレートを愛しすぎた博士と助手が現代のおいしいチョコレートができるまでの革命的な歴史などを、迫力あるプロジェクションマッピングショーで紹介します。チョコレートを愛しすぎた「ジュリアン・ダンディーノ・イシミッティ博士」とともに、カカオマスからココアバターを抽出するココアの発明や固体のチョコレートの発明など「チョコレートの四大革命」を知る「タイムトラベルツアー」に参加できます。

 「スイーツワークショップ・ドリームキッチン」では、お菓子づくりの体験ができます。「私の白い恋人焼き上げコース」では、本物の白い恋人の材料を使って約14センチのハート型の白い恋人をつくり、「私だけの白い恋人」を完成させます。「私の白い恋人お絵描きコース」もあります。

 チョコレートファクトリー最上階にある「チョコレートラウンジ・オックスフォード」は高級感のある落ち着いた雰囲気のカフェです。イシヤの人気商品の白い恋人、美冬、白いロールケーキ、白いバウムTSUMUGI、白い恋人ソフトクリームが一度に味わえる「ISHIYA満喫セット」やチョコレートフォンデュ、パンケーキなどを提供しています。

 イングリッシュガーデンには約200株のバラが植えられ、多くの撮影スポットがあります。冬はイルミネーションが飾られ、さまざまな色の光で幻想的な雰囲気を楽しめます。

公式SNS投稿でプレゼントが当たるキャンペーンも

 札幌丘珠空港活用プロモーション実行委では、札幌丘珠空港の各種公式SNSアカウント上で、就航地への往復航空券や地元お土産品などが抽選で当たる「札幌丘珠空港 プレゼントキャンペーン」を実施します。応募期間は1月26日(金)~2月4日(日)。応募方法や応募規約などはこちらから。

※「札幌丘珠空港 プレゼントキャンペーン」は2月4日をもって終了いたしました。多数のご応募、ありがとうございました。

〈PR〉札幌丘珠空港発!おすすめ空の旅! 就航地の見どころ紹介①中標津、女満別
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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