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2024.04.12

From北海道新聞

池田の木材活用、まきストーブで温まって*元協力隊員、民泊開業へ*中旬から*川瀬さん「移住のきっかけに」

北海道新聞記事
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空き家をリフォームした民泊施設で、売りのまきストーブの前でPRする川瀬千尋さん(中央)ら
空き家をリフォームした民泊施設で、売りのまきストーブの前でPRする川瀬千尋さん(中央)ら

 【池田】元地域おこし協力隊の川瀬千尋さん(36)が今月、町内に民泊施設「yadorigi(やどりぎ)」(西3の8)を開業する。町内で林業に携わり、自ら伐採した木材を使ったまきストーブを備え、その魅力を伝えていく。川瀬さんは「観光利用のほか移住を考えている人に、池田での暮らしを体験してほしい」と話す。

 川瀬さんは2020年7月から昨年6月まで、協力隊員を務めた。名称は、町内で林業に携わる川瀬さんが樹木のヤドリギから名付けた。ヤドリギは他の樹木の幹や枝に根を食い込ませて成長することから「民泊での仮住まいを経て、次のステップの移住に進むきっかけになれば」と思いを語る。

 建物は築40年以上で、木造平屋建て。間取りは2LDKで広さは70平方メートル。リフォームは幕別町の造園業「庭やたにぞえ」(谷添裕紀社長)が手がけ、しっくいの壁にしたり、天井を高くしたりした。たたみはフローリングに代えた。

 売りは、まきストーブ。厳しい寒さを、まきストーブで温まってもらおうと設置した。ストーブの周りには石を積み上げた台を造り、まきを置くスペースもある。まきストーブの設置は帯広の「薪火屋」(井上真樹代表)が行った。

 事業費は約1千万円で、このうちリフォーム費用は約700万円。池田町の補助金も一部活用したという。

 利用は1棟貸し切り。8人まで宿泊できる。期間は1泊から1カ月単位も可。ふとんや食器など生活に必要なものは備え、Wi―Fi(ワイファイ)も使える。

 川瀬さんは「森に触れたり、山菜採りをしたりするツアーとのセット企画なども考えたい」と話す。

 開業は4月中旬の予定。料金は1泊1万5千円程度から。問い合わせは川瀬さん、電話015・578・9720へ。 (藤本陽介)

(北海道新聞2024年4月5日掲載)

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