【士別】地域振興に関する事業に取り組む「志BETS(しべつ)ホールディングス」(菅原大介社長)が、市内の地ビール醸造所「士別サムライブルワリー」で準備を進めていた発泡酒3種が完成し、クラウドファンディング(CF)出資者への送付を始めた。
一般の店頭販売は、4月からを予定している。かんきつ系の香りですっきりとした味わいの「煌(こう)」、ホップの香りが際立つ「雅(みやび)」、まろやかで優しい口当たりの「寵(ちょう)」の3種類。いずれも水、ハトムギなど士別産原料が主体だ。CFは目標の200万円に対し、291人から約520万円と倍以上の金額が集まった。同社は超過分は設備導入に充てる考え。菅原社長は出資者が会員制交流サイト(SNS)で発信し、さらに輪が広がったといい「思った以上の反響。試飲したが、とても感慨深い味」と話している。
4月からは市内の道の駅や、市朝日町の食品小売店「かわ井」などで販売する。1本330ミリリットルで715円。(大口弘明)
(北海道新聞2022年3月23日掲載)