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2022.08.09

極上ステーキとワインのマークマツオカグリル新規開店・大丸札幌店〈山﨑編集長☆発〉

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

新規開店した「Mark Matsuoka Grill 札幌」の店舗入り口
新規開店した「Mark Matsuoka Grill 札幌」

 札幌に6日、「極上の肉料理とワインが楽しめる」というレストランが新規開店しました。「Mark Matsuoka Grill 札幌」。NYブルックリンスタイルのおしゃれなお店で、感度の高いグルメさんたちの中には「もう行ったよ」と言う方もいると思います。開店前日にはマスコミ向けレセプションが開かれ、TripEat北海道にも案内が届いたので、遅ればせながらその模様を報告します。

エスカレータ下から見上げた大丸札幌店8階レストラン街
大丸札幌店8階レストラン街
大丸札幌店8階レストラン街への上りエスカレーターの右手にあるマークマツオカグリル
上りエスカレーターを降りてすぐ右手です

 Mark Matsuoka Grill 札幌(マークマツオカグリル札幌)がオープンしたのは、大丸札幌店8階のレストラン街。上りエスカレーターのすぐ右手です。

開店前日に行われたマスコミ向けレセプションを知らせる看板
開店前日に行われたマスコミ向けレセプション

 Mark Matsuoka Grillは、「おいしいものをたくさん食べて飲んで、健やかに。鮮度の高い絶品肉料理と多彩なワインでHAPPYになれる場所へ」をコンセプトに2016年に東京・中目黒でスタート。今回の札幌進出は国内5店舗目となります。

店舗の空間デザインと、それを手がけるポルトガル人アーティストのMARUさん
空間デザインを手がけるMARUさん

 店に入ると、真っ正面に牛と札幌市時計台、さっぽろテレビ塔などのカラフルな絵が出迎えてくれました。近くには、絵の最後の仕上げに没頭する男性が。店の空間デザインをしたポルトガル人アーティストのMARUさんです。店の方によると、大丸でここ数日、「イケメンのポルトガル人がいる」と噂になっていたとか、うなずけますね。

 他にも店内には「とても美しく、インスピレーションを得た」という札幌大通公園の絵が飾られています。1丁目から13丁目まで各丁目ごとにデザインされていて、それぞれ何丁目かローマ数字で記されていますので、探してみてください。

店内から調理の様子を見ることができるキッチン
店内から調理の様子を見ることができるキッチン

 開放的な空間で提供するのは、「目利きのプロ」がセレクトした厳選牛を使った肉料理です。中でも「志方牛(しかたぎゅう)」がこだわりとか。

志方牛の食べ比べプレート「中目黒5種盛り合わせスペシャル」
志方牛の食べ比べプレート「中目黒5種盛りスペシャル」(3520円)

 志方牛は、全国から厳選して集め、兵庫県・加古川食肉センターで処理し、加古川食肉地方卸売市場で売買した国産肉の総称だそうです。なので、仕組み上、北海道で生まれ育った牛も「志方牛」として札幌に戻ってきて、提供される可能性もゼロではないということです。
 店を運営するファイアスピリット(東京)の高瀬武英社長に伺うと、志方牛のように肥育地ではなく、目利きをブランド化する動きが全国的に広がっているとか。目からウロコです。

サーロインとひれの両方が楽しめる「Tボーンステーキ」
サーロインとひれの両方が楽しめる「Tボーンステーキ」

 さて代表メニューの1つは、Tボーンステーキ(100グラム当たり1210円)。骨付きのままカットし、サーロインとひれの両部位を堪能できるスペシャルステーキです。

 キッチンでは、Tボーンステーキを焼くライブパフォーマンスも催され、メディアの皆さんがくぎ付けで撮影してました。

炎が立ち上げて焼き上げるTボーンステーキの調理風景
Tボーンステーキから炎が立ち上がります
Tボーンステーキを焼くライブパフォーマンスの様子を撮影するマスコミ関係者
ライブパフォーマンスの様子を撮影するみなさん

 試食もあり、このTボーンステーキと、マークチキンコブサラダ、クラシックバーガーをワンプレートにしたものをいただきました。こういうサラダ、個人的には非常に好きなんです。あとクラシックバーガーのパテが非常に「にくにくしく」て美味でした。

3種類の料理が盛られた試食プレート。左にあるのは肉の味を引き立てる「世界の12種類の塩」
3種類の料理が盛られた試食プレート。左にあるのは肉の味を引き立てる「世界の12種類の塩」

 そして、札幌店オープンを記念して、北海道ならではの北海道産メロンとメロンソースを添えたスイーツ「季節のメルティケーキ」(1980円)が新メニューとして加わりました。ショートケーキに濃厚発酵クリームがたっぷりのっています。冬にはイチゴ、春にはサクランボなど季節ごとに旬のフルーツの「メルティケーキ」が登場するそうです。

試食用のメロンのメルティケーキ
メロンのメルティケーキ(試食用)

 ランチタイムは、一部メニューを除いて焼き立てパンの食べ放題付き、ディナータイムは、パン食べ放題付きを基本設定としているため、1人550円のコペルト代(パン食べ放題)が別途かかります。

 また、ワインをはじめアルコールのメニューも充実していて、乙部町の湧水を使った乙部ビールを飲むこともできます。

筒状に巻かれた飲み物メニュー
筒状に巻かれているのは、飲み物メニューです
マークマツオカグリル札幌で提供されている乙部ビール
乙部ビール

 コロナ禍で飲食店や百貨店業界が厳しい経営を強いられる中での札幌進出について、高瀬社長は「大丸さんに声をかけてもらって逆張りで出店した」と気合十分。北海道が好きでプライベートで年に2~3回訪れているといい、クラフトジンやワインなど「北海道の素材は最高なので、良い物を探し当てて、地産地消をやっていきたい」と話していました。今後の展開にも大いに期待ですね。

チキン、アボカド、トマトなど彩りとボリューム満点の「マークチキンコブサラダ」
彩りとボリューム満点「マークチキンコブサラダ」(ランチはパン食べ放題付き2200円、ディナーはパン食べ放題別で2090円)
国産牛の自家製パテにチェダーチーズがとろける「クラシックバーガー」
国産牛の自家製パテにチェダーチーズがとろける「クラシックバーガー」(1980円)

▽営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)、ランチタイム:11:00~16:00(L.O.15:00)

▽TEL:011-212-1971

▽公式サイト:https://www.markmatsuoka.tokyo/sapporo/

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山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

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