札幌に6日、「極上の肉料理とワインが楽しめる」というレストランが新規開店しました。「Mark Matsuoka Grill 札幌」。NYブルックリンスタイルのおしゃれなお店で、感度の高いグルメさんたちの中には「もう行ったよ」と言う方もいると思います。開店前日にはマスコミ向けレセプションが開かれ、TripEat北海道にも案内が届いたので、遅ればせながらその模様を報告します。
Mark Matsuoka Grill 札幌(マークマツオカグリル札幌)がオープンしたのは、大丸札幌店8階のレストラン街。上りエスカレーターのすぐ右手です。
Mark Matsuoka Grillは、「おいしいものをたくさん食べて飲んで、健やかに。鮮度の高い絶品肉料理と多彩なワインでHAPPYになれる場所へ」をコンセプトに2016年に東京・中目黒でスタート。今回の札幌進出は国内5店舗目となります。
店に入ると、真っ正面に牛と札幌市時計台、さっぽろテレビ塔などのカラフルな絵が出迎えてくれました。近くには、絵の最後の仕上げに没頭する男性が。店の空間デザインをしたポルトガル人アーティストのMARUさんです。店の方によると、大丸でここ数日、「イケメンのポルトガル人がいる」と噂になっていたとか、うなずけますね。
他にも店内には「とても美しく、インスピレーションを得た」という札幌大通公園の絵が飾られています。1丁目から13丁目まで各丁目ごとにデザインされていて、それぞれ何丁目かローマ数字で記されていますので、探してみてください。
開放的な空間で提供するのは、「目利きのプロ」がセレクトした厳選牛を使った肉料理です。中でも「志方牛(しかたぎゅう)」がこだわりとか。
志方牛は、全国から厳選して集め、兵庫県・加古川食肉センターで処理し、加古川食肉地方卸売市場で売買した国産肉の総称だそうです。なので、仕組み上、北海道で生まれ育った牛も「志方牛」として札幌に戻ってきて、提供される可能性もゼロではないということです。
店を運営するファイアスピリット(東京)の高瀬武英社長に伺うと、志方牛のように肥育地ではなく、目利きをブランド化する動きが全国的に広がっているとか。目からウロコです。
さて代表メニューの1つは、Tボーンステーキ(100グラム当たり1210円)。骨付きのままカットし、サーロインとひれの両部位を堪能できるスペシャルステーキです。
キッチンでは、Tボーンステーキを焼くライブパフォーマンスも催され、メディアの皆さんがくぎ付けで撮影してました。
試食もあり、このTボーンステーキと、マークチキンコブサラダ、クラシックバーガーをワンプレートにしたものをいただきました。こういうサラダ、個人的には非常に好きなんです。あとクラシックバーガーのパテが非常に「にくにくしく」て美味でした。
そして、札幌店オープンを記念して、北海道ならではの北海道産メロンとメロンソースを添えたスイーツ「季節のメルティケーキ」(1980円)が新メニューとして加わりました。ショートケーキに濃厚発酵クリームがたっぷりのっています。冬にはイチゴ、春にはサクランボなど季節ごとに旬のフルーツの「メルティケーキ」が登場するそうです。
ランチタイムは、一部メニューを除いて焼き立てパンの食べ放題付き、ディナータイムは、パン食べ放題付きを基本設定としているため、1人550円のコペルト代(パン食べ放題)が別途かかります。
また、ワインをはじめアルコールのメニューも充実していて、乙部町の湧水を使った乙部ビールを飲むこともできます。
コロナ禍で飲食店や百貨店業界が厳しい経営を強いられる中での札幌進出について、高瀬社長は「大丸さんに声をかけてもらって逆張りで出店した」と気合十分。北海道が好きでプライベートで年に2~3回訪れているといい、クラフトジンやワインなど「北海道の素材は最高なので、良い物を探し当てて、地産地消をやっていきたい」と話していました。今後の展開にも大いに期待ですね。
▽営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)、ランチタイム:11:00~16:00(L.O.15:00)
▽TEL:011-212-1971
▽公式サイト:https://www.markmatsuoka.tokyo/sapporo/
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