お待ちかね!3年ぶりに北海道の秋の味覚とお酒がそろう「さっぽろオータムフェスト2022」が、札幌市中央区の大通公園を主会場に開幕しました。広い会場で開催する野外イベントで、どこに行けばいいか迷う方も多いはず。今回は地下鉄大通駅からは少々距離がありますが、雰囲気も最高な「7丁目」と「11丁目」をレポートします。
概要を押さえよう
15回目となる今回は、9月9日から10月1日まで開催。期間中、大通公園4~8、10、11丁目と、創成川公園狸二条広場(南3東1)で、延べ約200店が出店予定です。開催時間は午前10時~午後8時半(狸二条広場は午前11時~午後8時)。主催は、札幌市、札幌観光協会、北海道新聞社などでつくる実行委員会です。
●オータムフェストの各会場の概要 |
<大通公園> |
4丁目/北海道の旬の食材を使った料理を提供 |
5丁目/道内各地のラーメン店が出店 |
6丁目/ピザやスイーツなど札幌周辺の人気店などが出店 |
7丁目/ワイン、ウイスキー、クラフトジンなど道産の酒を提供 |
8丁目/道内約60の市町村などが入れ替わりで出店し、地場産品を使った料理や特産品を提供 |
10丁目/牛、豚、鶏、羊など肉料理を中心に販売 |
11丁目/人気店のシェフが特別メニューを提供。ドイツの料理やビールも |
<狸二条広場> |
道産食材を使ったメニューや酒を提供 |
新型コロナウイルス感染対策のため、「丁目」で区切った会場を柵で囲い、会場ごとに入り口で検温、消毒をしてから入場するシステムです。
なので、私のような面倒くさがり屋は、従来と比べて会場の渡り歩きが困難になることが予想されるので、各会場の特徴を大まかに押さえてから行くことをお薦めします。
では7丁目と11丁目を紹介します。
7丁目BAR 北海道産のお酒と酒肴
真っ先に向かったのは、ワイン、ウイスキー、クラフトジン、日本酒などなど道産のお酒と、お酒に合う料理が味わえる7丁目会場です。
会場は黒を基調としたシックな雰囲気です。
東西に2カ所ある「7丁目BAR」では開催期間を3期に分け、道産ワインを提供します。シードルも合わせると各期30種類、計90種類が登場するそうです。他にも清酒、焼酎、クラフトビール、ウイスキー、ブランデー、クラフトジンが味わえ、お得な飲み比べセットなども用意されています。
ウイスキーコーナーでは、世界的な人気で入手困難になっているニッカウヰスキーを提供するほか、生産量が少ない厚岸ウイスキーの「二十四節気シリーズ」を第1弾から第8弾まで3日ごとに1本限定で提供する特別企画も開催中とのこと。1本限定でなくなったら終了なので、早い者勝ちです。
日本酒は、新しく誕生した4つの酒蔵の酒を数量限定で販売しています。上川大雪酒造は緑丘蔵(上川町)と碧雲蔵(帯広市)の純米酒を、箱館醸蔵(七飯町)と三千櫻酒造(東川町)はそれぞれ2種類を提供するそうです。
会場南側には「HOKKAIDO WINERY VILLAGE」があり、ワイナリーのスタッフさんが日替わりで来場する「ワイナリーカウンター」と、1日に1本や2本といった、わずかしか提供できない数量限定ワインを販売するカウンターが設けられています。「お宝」な1杯を飲むことができるかもしれませんよ。ワイン好きな方は、会場に着いたら最初にチェックしてくださいね。
お酒に合う料理もたくさんあります。期間中ずっと出店する店と、入れ替わる店があるので、お目当ての店や食べ物がある人は、出店スケジュールをチェックしてから行ってください。海鮮、焼き鳥、ピザなど幅広いメニューがあるので、食事だけを目的に行っても十分楽しめます。
11丁目 有名シェフの料理が味わえる「食のクリエイトステージ」
もう1会場ハシゴしたのは、石山通を越えた「11丁目」会場です。
ここは、札幌市内外の人気店のシェフ12人が入れ替わりながら道産食材を使った特別メニューをリーズナブルな値段で提供するオータムフェストの人気企画「さっぽろシェフズキッチン」がある会場です。
午後1時前から30分並んで、こちらを購入しました。
言うまでもなく、最高の味です。
大好きな余市のワイナリーのワインと、これまた大好きなエーデルピルスと共に、幸せです。「生きててよかった」と思える瞬間です。
他にも会場では、道産ナチュラルチーズとチーズにあわせたワインやシードルを楽しめる店、札幌近郊で採れたての農産物を直売したり、野菜を使ったスイーツが味わえたりする店も。札幌市とミュンヘンの姉妹都市提携50周年を記念して、北海道初上陸というドイツビール「アルピルスバッハー」や、ソーセージ、ジャーマンポテトなどドイツ料理を提供する店もあります。
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今、札幌は最高に良いシーズンを迎えています。気を抜いてぼんやりしているとあっと言う間に冬がやってきますよ。冬は冬で素敵な景色と出会えますが、今しか楽しめない短く貴重な北海道の秋の味覚と空を存分に満喫してください。
さて、次回はどこの会場に行こうかな?
〈山﨑編集長のワイナリー巡り〉①最北のワイナリー森臥(名寄市)かがり火を焚きながらブドウを守る
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