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2024.01.27

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉おが和=釧路市*あぶりイワシにコンブのうまみ

北海道新聞記事
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道東産マイワシを使った「炙りいわしオイルサーディン」(国政崇撮影)
道東産マイワシを使った「炙りいわしオイルサーディン」(国政崇撮影)

 1916年(大正5年)創業の釧路市の水産加工会社「おが和」。地場の海産物を使った珍味を中心に約200種類の商品を展開する。豊漁が続く道東産マイワシを使った「炙(あぶ)りいわしオイルサーディン」(864円)など、独自の新商品開発に意欲的だ。

 「とにかく新しいものを作るのが好き」。小川衛治専務は約40年前から、新商品の開発を担ってきた。釧路の名物にと考案したのが、ツブなど海産物のオイル漬けだ。レトルト加工により、常温で180日間保存でき、容器も軽く、持ち運びの利便性を高めた。

道内産の海の幸を使った珍味が並ぶ「おが和」店内(国政崇撮影)
道内産の海の幸を使った珍味が並ぶ「おが和」店内(国政崇撮影)

 「炙りいわしオイルサーディン」の原料のマイワシは脂乗りが良く、本州ではすしや刺し身として人気。ただ地元釧路では大半がミール(飼料、肥料)向けに出荷され、食べる文化が根付いていないのが現状だ。「おいしさを知ってもらえれば」と、市の協力も得て商品化した。

 三枚に下ろした鮮度の良いマイワシをあぶって余分な脂を落とし、ローリエで臭みを抑えた。漬け込むオリーブオイルとひまわり油には昆布だしを効かせ、さらにまろやかな食感の羅臼コンブの細切りも添え、マイワシのうまみを引き立たせた。

 キノコとあえる和風パスタ、バターやコンソメと炊き込むピラフ、フルーツと合わせた洋風サラダなど料理のアレンジに加えるのもおすすめという。小川専務は「シンプルに卵かけご飯にのせていただくのも絶品です」。

 同商品は独自性や独特な風味が評価され、2023年に道による「北のハイグレード食品」に選ばれた。このほか「つぶ貝のラー油漬」(864円)、新商品の「帆立とチーズのアヒージョ」(1080円)との贈答用3点セットも用意している。(釧路報道部 三島七海)

▼所在地 釧路市材木町21の27
▼電話 0154・42・7171
▼営業時間 午前9時~午後5時
▼取り寄せ ホームページ(http://www.sh.rim.or.jp/~ogawa/)から
▼定休日 日曜、祝日
▼交通 JR東釧路駅から徒歩11分

(北海道新聞2024年1月26日掲載)

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