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2022.09.02

積丹ブルーだけじゃもったいない!「岬の湯しゃこたん」からの夕陽を楽しもう〈編集長☆発〉

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

日本海に沈む夕陽が海と空をオレンジに染める「岬の湯しゃこたん」の露天風呂からの景色。
「岬の湯しゃこたん」の露天風呂からの景色。日本海に沈む夕陽が海と空をオレンジに染めています

 北海道積丹町の積丹岬にある温泉施設「岬の湯しゃこたん」が、リニューアルしました。

 積丹ブルーの日本海を一望でき、左手には神威岬、右手には積丹岬を臨める露天風呂からの眺望と炭酸塩泉が自慢の岬の湯は、20年にわたって町営温泉として親しまれていました。ただ長引く経営難により、今年1月末の営業を最後に休館しました。そんな岬の湯を復活すべく、積丹町で起業したまちづくり会社「SHAKOTAN GO(シャコタン・ゴー)」が町から引き継いで4月から運営。6月からは入浴、ショップ、レストランコーナーをフルオープンさせました。

 サウナーに嬉しい「ととのう」空間を充実させ、夕陽を楽しんでもらう仕掛けづくりなど施設やサービスを少しずつ充実させています。今も進化中の「岬の湯」を紹介します。

Eバイクでツーリング

「岬の湯しゃこたん」の外観
積丹半島の突端にある温泉施設「岬の湯しゃこたん」

 温泉の前に、せっかく最高の晴天に恵まれたので、秋から岬の湯で定期開催予定の電動アシスト付き自転車「Eバイク」ツアーを一足早く体験しましたよ。

 まず最初に基本的な操縦の仕方を教えてもらって、岬の湯の駐車場で慣らし運転した後に出発です。ヘルメットとグローブも貸してもらいました。

出発前の電動アシスト付き自転車「Eバイク」ツアー参加者
気合い入れて行きますよ~
電動アシスト付き自転車「Eバイク」ツアーに出発する参加者
いざ出発

 目指すは「日本の渚百選」にも選ばれている島武意海岸の展望台です。片道6キロほどの行程。初めてのEバイク。最初はおっかなびっくりでしたが少しずつ慣れてくると、こぐのが楽でなかなか快適です。スピードが速いので、「車が来てないかな?」と後方を振り向いたり、よそ見をしたりしてると、予想以上に進んでいて驚くことがあるので、気をつけてくださいね。

 道中、積丹のまちをあちこち寄り道しながら進みます。

電動アシスト付き自転車「Eバイク」ツアーの休憩中に神威岬(左奥)の眺めを楽しむ参加者
言うことなし!の景色です。左手に見えるのは神威岬です

 どうです? この絶景! 日頃の汚れきった心も洗われるようです。

ツアーの途中に立ち寄った漁港を散策する参加者
漁港もぶらぶら。集魚灯をぶら下げたイカ釣船が船体を休めていました
隊列を組んで「Eバイク」を走らせるツアー参加者
隊列を組んで進みます

 最後に、なかなかの坂道をのぼって到着。島武意海岸展望台です。

島武意海岸展望台に到着した参加者
島武意海岸展望台に到着
島武意海岸展望台で眺めを楽しむ参加者
素敵な眺めです

 眼下には、鮮やかな積丹ブルーの海が広がります。ここは断崖絶壁が続くなかで唯一、波打ち際まで下りられる場所です。ぜひ時間のある方は行ってみてください。

帰路につくツアー参加者
帰ります
ツアーの帰路の様子
帰りは右手が海になります
帰路でも海の眺めを楽しみながら自転車を走らせる参加者

 途中、撮影のために引き返したりしたので、この日は2時間ほどのサイクリングとなりました。

 Eバイクツアーの開催については、岬の湯のHP等で告知するそうなので、要チェックです!

岬の湯の横に放牧されている羊
岬の湯の横には、羊が放牧されています

クラフトジン 積丹スピリット

 岬の湯の隣には、大人気のクラフトジンを製造する「積丹スピリット」があります。

岬の湯の隣でクラフトジンを製造している「積丹スピリット」の建物外観
積丹スピリット
「積丹スピリット」の入り口の様子
入り口です

 積丹スピリットは、アイヌの人々が「森の女神」と呼んだアカエゾマツをベースに、自社農場で栽培する約80種のボタニカル(香草植物)をブレンドして造っています。

巨大な金管楽器を思わせるジンの製造設備・減圧蒸留器
減圧蒸留器。巨大な金管楽器のようです

 この日は特別に見学させてもらいましたが、普段は受け付けていません。が、商品は岬の湯で販売していますので、興味のある方はぜひ!

「積丹スピリット」内に並ぶさまざまな商品
いろいろな商品が並んでいます
ジン製造でブレンドされるボタニカル(香草植物)について説明するスタッフ
ボタニカルについて教えてもらいました
〈編集長の北海道ワイナリー巡り〉⑨NIKI Hills Winery(仁木町) 2人の女性醸造家が醸すエレガントなワイン

「ととのう」空間 用意しました

 そして、お待ちかねの温泉です。

岬の湯の露天風呂の女湯
こちらは女湯
岬の湯の露天風呂の男湯
そして男湯

 絶景は画像を見れば一目瞭然です。

岬の湯のサウナを楽しむ参加者の男性
かわいいサウナハットを被ったサウナー達の様子を窓の外から撮影させてもらいました

 リニューアルで「ととのう」空間が充実しました。ロウリュ水に、積丹スピリットのジンを造る際に出るボタニカル蒸留水を使ってます。アカエゾマツの新芽やミントなどなど日々変わるボタニカルの香りに癒やされてください。

サウナの後、露天風呂のベンチでクールダウンする笑顔の参加者
露天風呂のベンチでクールダウン。幸せそうな笑顔です
露天風呂のベンチで景色を楽しみながらクールダウンする笑顔の参加者
よい景色を見ながら整ってますね

 そして、もう1つは露天風呂に新たに設けた「崖っぷちベンチ」です。

露天風呂に新たに設けた「崖っぷちベンチ」で日本海の夕日を楽しむ参加者
これが噂の「崖っぷち」ベンチ。日本海はあなただけのもの

 崖っぷちだけに、日本海とあなたの間を阻む物は何もありません。サウナ後、このベンチで過ごせば、身も心も「ととのう」こと間違いなし。ちなみに女湯にもベンチはありますが、地形の関係で男湯と比べると「崖っぷち感は若干劣るかな?」というのが正直な感想です。男性陣が羨ましい!

日本海に沈む夕陽を楽しむ参加者
日本海に日が沈んでいきます

毎週土曜夕方はハッピーアワー ジンとおつまみで500円

レストランホールから見た美しい夕景
レストランホールからも美しい夕景を見ることができます

 岬の湯での夕陽の楽しみ方をもう1つ。毎週土曜日の午後5時30分からは「サンセットハッピーアワー」を開催しています。積丹スピリットのジン、またはビールかハイボール1杯に、ちょっとしたおつまみがついて500円で提供中。夏から秋にかけては漁り火も多く灯り始める時間帯。お風呂上がりに、ホールで夕焼けを眺めながらの一杯は最高ですよ。

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レストラン&ショップも充実

「岬の湯しゃこたん」のショップの様子

 ショップでは、積丹スピリットのクラフトジンを販売しているほか、積丹を愛する人のためのオリジナルTシャツ「シャコタニアン」、アルコールや地元産品、薪などキャンプや海水浴などで必要な品々も取り揃えています。

 レストランは、カレーやラーメン、定食などを充実させ、ウニの釜飯など「新しいメニューを開発中」とのことなので、楽しみです。

「岬の湯しゃこたん」前庭からの景色
「岬の湯しゃこたん」前庭からの景色
岬の湯しゃこたん
▽住所/積丹町大字野塚町212-1
▽営業時間/11:00~20:00(最終受付19:30)、食堂:11:30~19:30(最終受付19:00) ※11~3月は冬時間に変更
▽定休日:水曜 ※11~3月は木曜も定休
▽入浴料金:大人900円、子供450円 ※バスタオル、フェイスタオルの販売有
▽公式HP: https://shakotango.jp/#top
※情報は取材当時のものです
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山﨑真理子
山﨑真理子

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