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2023.04.01

北海道の新球場エスコンフィールドが遂にオープン!2023開幕戦を報告〈飲食店紹介番外編〉

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任、23年5月から千歳支局長。

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)の飲食店をどど~んと全5回シリーズで紹介してきましたが、その番外編です。エスコンフィールドで3月30日に行われたパ・リーグの開幕戦に行ってきましたので、ご報告します。

いざ開幕戦へ!

 この日、私はJR札幌駅から午後3時11分発の新千歳空港行き快速エアポートに乗り込みました。が、ホームは大混雑。乗り切れずに次の列車を待つ人も出ていました。スーツケースを持って空港を目指す観光客やビジネス客は、少々災難な感じでした。

JR北広島駅に到着

 球場最寄りの北広島駅まで16分ほど。汗だくになりながら、ぎゅうぎゅうの車内で耐えました。東京勤務時代のラッシュを思い出しました。ただ、後でJRで来た人たちは、「それほど混んでいなかった」と言っていました。この日は、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が午後4時の開場に合わせて球場上空を展示飛行することもあり、来場者が球場に向かう時間帯が過度に集中したのかもしれません。ちなみに試合開始は午後6時30分です。

2階の1塁側メインエントランス(コカ・コーラゲート)から入場します

 エスコンフィールドは、ご存じの通り日ハムの「北海道ボールパークFビレッジ」の中核施設です。国内初の開閉式屋根を備えた天然芝の球場で、今年1月に完成し、開幕戦を皮切りにグランドオープンしました。

振り返るとこんな感じです

 新球場の開場は、12球団の本拠地としては、2009年の広島市のマツダスタジアム以来、14年ぶりです。

人気の「映え」スポット。タワー11の1階の壁画です

 開幕戦の対戦相手は楽天です。収容最大約3万5千人の球場は、3万1000人の観客で埋まりました。

すでにグッズショップには長い列が


 開幕戦&グランドオープンとあって、飲食店やグッズショップは、ひと、ひと、ひと、です。新球場への期待感がわかります。

球場だけにある〝青い〟串鳥! 並んでます
選手グルメが激うまの銀だこ。こちらも並んでます

 全ての店に「最後尾」と案内を持った人が立っていました。

 30分待ちは当たり前、「1時間待った」という声も多く聞かれました。

全ての飲食店の前に「最後尾」の看板を持った人が

POP UPショップ

 こちらは期間限定でオープンする「POP UPショップ」です。
 共に出店期間は、開幕戦と4月1日、4月2日の計3日間です。

インデアンカレー

 1店舗目は、帯広市民のソウルフードの「インデアンカレー」です。今や帯広市民だけではなく、北海道民からも広く愛されている味です。帯広では、自宅で食べるため、店に鍋を持って買いに来る人がいるくらい各家庭に浸透しています。私も帯広勤務時代、実際に鍋持参の市民を目撃して感動した記憶があります。

PRESS BUTTER SAND

 2店舗目は、「PRESS BUTTER SAND」です。
 2017年に東京駅で誕生した人気のプレスバターサンド屋さんです。北海道限定商品の販売もあります。普段、北海道では買えない店の出店は、嬉しいですね。

 インデアンカレーは、早めに売り切れたようで、「今度、帯広まで行って食うべ」と残念がる道産子の姿がありましたよ。

グランドオープンとあって、花がいっぱいありました
TripEat北海道を運営する北海道新聞社の花も発見!

 「POP UPショップ」は、2店分のスペースがあって、今後も北海道の人も来たくなるような道内の名店や、北海道外では「行列必至」の店が出店するそうです。楽しみです。

ビールを飲みたい人へ

クラフトビールを販売している売り子さんです。おつまみも持ってます!

 どの店も長蛇の列。「せめてビールだけでも買えないものか?」とお悩みの方、サーバーを背負った売り子さんを探してください。比較的簡単に発見でき、すぐに買うことができます。

 サッポロビール、アサヒビール、キリンビールが各1杯750円、球場で醸造しているクラフトビール「そらとしば」は800円です。コカ・コーラによるソフトドリンクの販売もあります。売り子さんから買うのが最も早く飲み物にありつけます。

球場内は完全キャッシュレスです

 球場内は完全キャッシュレスです。なんとかペイや、クレジットカード、交通系ICなどほぼ全て使えました。

クラフトビール醸造レストラン「そらとしばbyよなよなエール」

クラフトビール「そらとしば」

 「そらとしば」の醸造所は、センターバックスクリーンにあって、レストランを併設しています。ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)の北海道初出店ビアレストランです。

ビールを買い求めるお客さんが長蛇の列を作っています

 球場内の醸造所でつくったオリジナルクラフトビールを常時3種類(各800円)提供するほか、「よなよなエール」などヤッホーブルーイングの樽ビール3種類(各1100円)も販売しています。

開放的なスペースでビールが楽しめるレストラン「ルーフトップ」

 サーバーを背負った売り子さんや、球場内の一部飲食店で販売しているクラフトビールは、醸造所オリジナルの3種類のうち、フラッグシップビール「Play Ball! Ale」です。他の種類が飲みたい方は、こちらで買い求めてください。

ルーフトップでビールを楽しませていただきました

  この日は、試合開始時にはまだ席が空いていました。

午後8時前に通った時には「満席」になってました

 醸造所から3累側に少し行ったところにタワー11があって、1階には3つの飲食店が入る「フードホール」があります。

3つの飲食店が入る「フードホール」

 フードホールは、日本ハムが調達した食材を使った(1)肉料理専門店「ミートフル」(2)ホットドッグ専門店「ホットドッグ・ファン」(3)たべるスープ、の3つの店舗がありますが、午後8時前には、こんな張り紙が出ていました。

  みなさん初めての球場ということもあって、試合が始まっても自席から離れて球場内を散策する人や、飲食店に並ばざる得ない人(?)が多くいました。

 歩きながらフィールドをのぞき込んだり、飲食店内のテレビで試合を観戦したりと、思い思いの場所で、新球場を楽しんでいました。

全国からファンが応援に

3階席に陣取って応援していました

 全国日本ハムファイターズ私設応援団の方々も大勢来ていました。

 札幌はもちろん、東京や大阪などからも集まって、熱い応援をしていました。この日は、残念ながら負けてしまいましたが、今後、ぜひとも日本ハムには頑張ってほしいものです!

おうちに帰ろう

 さて、試合が終われば帰らなければなりませんが、これが、なかなか。

 球場から北広島駅までシャトルバスも出ていますが、輸送量には限りがあるので、大半の方は歩いて駅を目指しました。ちなみに、そもそも普通に歩いても20分もかかる道のりなんですよ!!

 試合が終わったのは午後9時30分ごろ。

 私はうまく抜け出ましたが、旭川からやってきた日ハムの大・大・大ファンの私の姉は、北広島駅に向かって歩いていたところ、途中から前に進めなくなったそうです。牛歩のようなペースで駅ににじり寄り、最終的に札幌行きのJRに乗れたのは午後11時13分発。札幌から自家用車で旭川を目指し、自宅に着いたのは午前2時30分をまわっていたとのこと。

 「さすがにキツい!でも、また行きたい!!どうにかして~」と強く強く訴えていました。

 とは言え、この時期の北海道としては、この日は悪くない天気だったんです。もちろん、もっともっと寒い日や雨の日、そして雪の日もあるわけで…。みなさん頑張りましょう!

日ハム新球場エスコンフィールドの飲食店を一足先に全部見せます①1階編〈山﨑編集長☆発〉
山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任、23年5月から千歳支局長。

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