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2024.04.27

Picoler(ピコレ)春のワインとグルメフェアー開幕~2024今季初の大通公園グルメイベント~さっぽろテレビ塔下で5/19まで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

ピコレ春のワインとグルメフェアーのゲート
ピコレ春のワインとグルメフェアーのゲート。手前には満開のサクラがありますよ

 春到来、今季最初の札幌・大通公園での屋外グルメイベント「Picoler(ピコレ)春のワインとグルメフェアー」がゴールデンウイーク初日の4月27日(土)、大通公園1丁目のさっぽろテレビ塔下で始まりました。北海道内のクラフトビールや北海道産ワイン、それに合わせたフード、デザートなどがそろい、天候に恵まれた初日から多くの人でにぎわいました。5月19日(日)までの、午前11時半から午後8時半まで(ラストオーダー8時)。

初出店オホーツクビールを飲み比べ

初出店のオホーツクビール
初出店のオホーツクビール
オホーツクビールの左からエール、ケルシュ、ヴァイツェン
左からエール、ケルシュ、ヴァイツェン

 実行委主催で、初出店の4店を含め、計7店が出店。オホーツクビールは、夏限定のケルシュ、ヴァイツェン、エールの3種を持って初参戦です。各1杯800円で、3種飲み比べは2000円。せっかくなので、3種飲み比べをいただきます。ケルシュは色は薄めの薄にごりで、さっぱりと飲みやすい軽口。ヴァイツェンはやや甘め、フルーティーですが、典型的なヴァイツェンのような強いバナナ香は少なく、飲みやすく仕上がっています。エールは酵母香が高く、ビール好きに好まれそうな、ビールらしいビールです。

ラムのおいしさを味わえるヒツジニワイン
ラムのおいしさを味わえるヒツジニワイン
子羊と野菜のナヴァラン(左)とラム肉の生ハム
子羊と野菜のナヴァラン(左)とラム肉の生ハム

 昨年秋のピコレで初出店の「ヒツジニワイン」からおつまみを調達します。テレビ塔3階に昨年4月、オープンした人気の創作フレンチ「THE GADEN SAPPORO」の直営です。今回も、ラム肉を使ったフードを提供しています。ボーンラムステーキ(1本850円、2本1600円)やラムタン塩(1500円)、ラムソーセージ(4本800円)にも心ひかれましたが、おすすめの子羊と野菜のナヴァラン(1000円)とラム肉の生ハム(700円)をお願いします。

 ナヴァランはパプリカやズッキーニなどの野菜とラム肉をトマト味のソースで煮込んであります。ラム肉はごろっとしたかたまりが入っており、ほどよいラムのくせとローズマリーの香りがよく合います。小さくカットしたカブも入っており、とろりとした食感がとてもおいしい。トマトソースは優しい味わいです。生ハムはほどよい塩気の後、後味がラム。ビールも進みますが、これはワインでしょう。

北海道産ワインも3種味比べ レアなボトルも

ビストロfunの北海道産ワイン3種飲み比べ
北海道産ワイン3種飲み比べ
ビストロfunではレアなボトルも
レアなボトルもそろいます。いつ開けるかはお楽しみ

 ということで、ビストロfunが提供していた北海道産ワイン3種飲み比べ(2500円)をお願いします。この日は、北海道ワインの赤「鶴沼収穫 2021ピノノワール」とドメーヌ・レゾンの白「シャルドネ2022」、キャメルファームワイナリーの白スパークリング「LEGAMI ExtraDry 2020」。鶴沼収穫は果実味が強く、赤ワインらしい味わいで、ラムに合います。シャルドネはさっぱりした辛口。レガミはきりっとしており、泡のシュワシュワ感がラムの脂とよく合います。

 ビストロfunの北海道産ワインの3種飲み比べの銘柄は日替わりで、ドメーヌ・モンの「Hase Don2022」やドメーヌ・ユイの「PETILLANT ROSE T2+53」、平川ワイナリーの「OSTREA 2022」、リタ・ファーム・ワイナリーの「十六夜2023」、ドメーヌ・レゾンのオレンジワイン2023など、ぜいたくな品ぞろえ。どれをいつ開けるかを聞いてみましたが、「来た時の楽しみに」とのことです。

ピザやソーセージなどワインにもビールにも合うフードがそろうビストロfun
ピザやソーセージなどワインにもビールにも合うフードがそろうビストロfun
ビストロfunが販売する芽室町産のチーズ「age」
芽室町産のチーズ「age」も販売されています

 ビストロfunは昨年秋まで、「空知ワインステーション」として出店。今回は名前を変えて、北海道産ワインを充実させたほか、芽室町の「TOYO CHEESE FACTRY(東陽チーズファクトリー)」のチーズ「age(エイジ)」のチーズを使ったピザを開発。ageは十勝の牧場から直送された生乳を使ったチーズで、個包装の高級感やおいしさで人気。そのまま食べておいしいチーズを「クワトロフォルマッジ」(1600円)に使い、提供しています。

 従来人気の「自家製ローストビーフ」(1200円)や「北海道産4種ソーセージ盛り合わせ」(900円)、「カマンベールチーズフライ」(800円)も健在です。

知内産カキも初出店 ウイスキーともマリアージュ

「牡蠣の羅ストラーダ」で湯気の立つ蒸し器にぎっしり詰まった知内のカキ
湯気の立つ蒸し器にぎっしり詰まった知内のカキ
「牡蠣の羅ストラーダ」が提供している身がぷりぷりの蒸しカキ
身がぷりぷりの蒸しカキ

 こちらも初出店の「牡蠣の羅ストラーダ」は、知内産のカキの蒸しガキやお好み焼きを提供。知内では全国的にも珍しく、外洋でカキを養殖しており、潮の流れが速く波の荒い津軽海峡にもまれたカキは大きく、身の締まりがいいといわれます。そのカキを蒸し上げ、レモン果汁やタバスコで食べることができます。2個900円。ボウモア12年ストレート(900円)とのマリアージュも最高です。ガーリックバターで焼き上げ、カキのオリジナルソースでいただくカキのお好み焼き(1200円)もうまみたっぷりです。

ピコレ出店定番の「美食北のハマナス」
ピコレ定番の美食北のハマナス
空知出身者には懐かしい袋入りのやきそば
空知出身者には懐かしい袋入りのやきそば

 ピコレ定番の「美食 北のハマナス」では、枝豆(300円)やニシンさつま揚げ(600円)、香薫鯖スモーク(600円)、身欠きニシンと昆布、フキなどを炊いた田舎炊きニシン(700円)など、ほっとするおつまみを豊富に販売。袋入りで、そのままかぶりついて食べる美唄のソウルフード「美唄やきそば」(250円)も販売。岩見沢出身という来場者が「中高生のころ、部活帰りによく食べていた」と懐かしんでいました。もちろん、ビールにもぴったり。定番のソース味だけでなく、真っ黒な「石炭」や塩味もありました。

ダムトンネルで熟成させたワインを販売する北海道日高ブランド
ダムトンネルで熟成させたワインを販売する北海道日高ブランド
ラベルやびんの汚れはダムトンネルで熟成させた証左というワインボトル
ラベルやびんの汚れはダムトンネルで熟成させた証左です

 こちらも常連の「北海道日高ブランド」では、国内外のワイン30種類ほどをグラスで提供。3年から10年ほど、新冠町のダムトンネルで熟成させたワインを提供しています(一部、トンネル熟成でないワインもあります)。赤、白ともに、トンネルで熟成させるとまろやかで飲みやすくなるそうです。びんに詰めてトンネルで保管するため、びんやラベルが汚れており、それがいい味を出しています。この日は、北海道ワインの「鶴沼ヴィンヤード2015」の赤、白もありました。

初出店のジェラテリアサクラ
初出店のジェラテリアサクラ
優しいミルクの味わいが人気のジェラート
優しいミルクの味わいが人気のジェラート

 デザートは初出店の「GELATEROA SAKURA」で。札幌市南区にある人気ジェラート店で、天塩町の宇野牧場産の生乳を使ったジェラートを提供しています。ピコレではカップでの販売で、1個600円。1番人気は素材の味が感じられるミルク。宇野牧場は牛を放牧、飼料を使わす、牧草のみを食べさせるオーガニックグラスフェッドで育てています。このため、生乳はくさみがなく、あっさりした味わい。ジェラートも切れが良く、優しいミルクの味わいで、「食べた後ものどがかわかない」仕上がりです。

初日から多くの人でにぎわうピコレ会場
初日から多くの人でにぎわうピコレ会場。奥ではライブも
ひょっこり現れたテレビ父さん
ひょっこり現れたテレビ父さん

 この日の札幌の最高気温は27.9度と平年を13度以上上回り、ゴールデンウイーク初日ということもあり、昼どきを過ぎても、ピコレの会場は満席に近い人の入り。札幌市内で活動する「DREAMER」のライブも開催され、チャゲ&飛鳥や大黒摩季のナンバーで盛り上がっていました。

 ゴールデンウイーク中、テレビ塔周辺にはさっぽろテレビ塔のキャラクター「テレビ父さん」の着ぐるみも不定期で登場するそうで、タイミングが合えば記念撮影もできますよ。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

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