道産のお酒やフード 56社出店
道産のワインやクラフトビールなどと、お酒に合う道内各地の食材を使った料理を楽しめる「北海道お酒と食のおいしいマルシェ2023」が6月30日(金)~7月2日(日)、札幌市中央区の大通公園8丁目で開かれます。昨年に続き2回目で、道内の自治体や経済団体などが連携して道産のお酒や食の販路拡大を応援し、観光の振興やまちの賑わいの復活を目指します。
「花フェスタ札幌」(6月24日~7月2日)のイベントの一環で、道内の酒造会社や飲食店計56が出店し、道内各地の特産品やお酒に合うメニューを販売します。お酒はワインが17社、日本酒が14社、クラフトビールが8社、ウイスキー・ジンが4社、焼酎・リキュールなど1社の計44社が参加。12店がフードを提供します。
ワイン、ビール、日本酒、ジン… 〝個性〟に酔う
お酒の初出店の後志管内ニセコ町の「LUPICIA BREWERY 羊蹄山麓ビール」は、お茶の専門店ルピシアがニセコの水で醸造した無濾過のクラフトビールを販売します。2019年にオホーツク初のワイナリーとして誕生した北見市端野町の「Infeeld winery」は、山幸やピノ・ノワール、シャルドネで醸造したワインを出品します。
十勝まきばの家ワイナリー(十勝管内池田町)は21年から醸造を始めたワイナリーで、清見や清舞を使ったワインを提供。後志管内余市町の余市ワイナリーも初出店で、余市の契約農家が育てた余市産ブドウのみでつくるワインを扱います。さっぽろ藤野ワイナリー(札幌市)は野生酵母を使った無濾過のワインを販売します。
釧路市の福司酒造が出品する2019年に創業100年を迎えたのを記念して発売した初のスパークリング清酒「太陽色のひととき」は、白こうじを使った白のスパークリングワインのような仕上がり。上川大雪酒造が運営する上川管内上川町の「緑丘蔵」と帯広市の「碧雲蔵」の日本酒も出品され、飲み比べも楽しそうです。紅櫻蒸溜所と馬追蒸溜所からは、札幌の10区にちなみ、ハーブなどのボタニカル10種類を選定した北海道限定品、昆布や干しシイタケ、切り干し大根などをボタニカルに使ったうまみジンなどが出されます。
お酒と一緒に楽しみたい 料理も多彩
フードでは、初出店のアツマル水産(札幌市)が、ホッケなど魚肉のすり身でつくった赤いフランクのグリルやオホーツク管内常呂町産のカキを丸ごと1個入れた「牡蠣コロッケ」、バターを添えた焼きホタテなどを提供。カルビ1ばん(旭川市)はチャーシューしょうゆを使った「旭川しょうゆホルモン」や旭川しょうゆ焼きそばとジンギスカンを合わせた「ジンギスカン焼きそば」などを用意します。
牛タン・もつ 鈴の屋(札幌市)は昨年も人気だった「牛たん元炙り寿司」とポン酢で味わう「上富良野ラベンダーポーク炙り寿司」「白老和牛あぶり寿司」の3種盛り合わせを今年も出します。札幌市の雨のち晴れはマダラの白子の天ぷら「真たち天ぷら」、室蘭市のやきとりの一平は道産の豚精肩ロースとタマネギを秘伝のたれで焼き上げた「室蘭やきとり」、函館市の太田かまぼこはスケソウダラのすり身にイカやタマネギを練り込んで揚げた「函館いかメンチ」などを出品します。
つぶ貝と旅するクシロバコ(釧路市)は釧路の名物「ツブ焼き」を炭火で仕上げて提供。サイダー「リボンナポリン」とカットした赤肉メロンを合わせたまる福ヤマキチ(札幌市)の「メロンポンチ」も昨年に続き、販売されます。
マルシェは、道や札幌市、道経連、北海道商工会議所連合会(道商連)、北海道観光振興機構、北海道新聞社などでつくる実行委の主催です。道内のお酒と食の魅力を広めようと、昨年初めて開かれたマルシェには、3日間で延べ5万人が参加し、賑わいました。今年も「TripEat北海道」で、出店者や提供するグルメの情報をご紹介します。
▽場所/札幌市中央区大通8 大通公園8丁目 |
▽時間/午前11時~午後8時(最終日は午後6時まで) |
▽問い合わせ/運営事務局 電話080・6067・2275 |
▽公式サイト/https://oishii-hokkaido.jp/ |
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昨年の「北海道お酒と食のマルシェ2022」の様子を下記の記事でご紹介しています。
北海道お酒と食のおいしいマルシェ開幕 初日レポート〈山﨑編集長☆発〉
北海道お酒と食のおいしいマルシェ2日目レポート〈山﨑編集長☆発〉
北海道お酒と食のおいしいマルシェ最終日レポート〈山﨑編集長☆発〉