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2022.11.11

ワインの産地・北海道仁木町の「ワイン神社」を訪ねて〈山﨑編集長☆発〉

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任、23年5月から千歳支局長。

北海道・仁木町にある「ワイン神社」として親しまれている仁木神社の全景

 以前、ちらりとご紹介した北海道・仁木町にある「ワイン神社」ですが、「そんなのあったの?」と驚く方が多かったので、あらためてご紹介します。

ワイン色の幟の仁木神社。右奥の樹木は御神木のケヤキで町指定文化財
ワイン色の幟の仁木神社。右奥にある御神木のケヤキは町指定文化財です

 ワイン神社-。
 もちろん正式名称ではありません。正しくは「仁木神社」です。
 明治12年(1879年)に徳島藩の開拓移民が入植した際に郷土の守護神を地域ごとに創祀(そうし)したのが由緒です。明治36年(1903年)、各地域の諸神を合祀(ごうし)して鎮守神とし、社号を仁木神社と改めてから来年で120年を迎える神社です。

 なぜ「ワイン神社」と親しまれるようになったかと言うと、境内のあちこちにワインにちなんだ奉納品があるからです。

仁木神社の石灯籠

 2015年に仁木町に開設した「NIKI Hills Winery(ニキ・ヒルズ・ワイナリー)」のオーナーが、この神社を訪れて、気に入ったことが御縁の始まりだったそうです。

ワインボトルの形をした手水舎
ワインボトルの形をした手水舎

 こちらのワインボトルの形をした手水舎は、2019年に日本ソムリエ協会名誉顧問の熱田貴さんが奉納されてます。

「はつゆき」のワインボトルから手水が注がれている様子
「はつゆき」のワインボトルから注がれています
手水のワイン色の水盤
水盤もワイン色です

 NIKI Hillsのワイン「はつゆき」のボトルから注がれています。水盤に注目してください。赤くなっているのが分かりますか? 心憎い演出です。

仁木町の境内に置かれているワイン樽
ワイン樽
ワインボトルとグラスの形があしらわれている石灯籠
ワインボトルとグラスの形が…

 もう既に、写真を見てお気づきの方も多いと思いますが、境内には、他にもワイン樽が奉られていたり、石灯籠には、ワインボトルとグラスの形が彫られていたりします。

 そしてもう1つ。人気なのが、こちらの2つのお守りです。

仁木神社オリジナルの2種類の「ワイン守り」
2種類の仁木神社オリジナル「ワイン守り」

 ワイン「はつゆき」に描かれている雪の結晶と、「和」の印(つまり…わいん)が記された仁木神社オリジナルの「ワイン守り」(1個500円)です。

仁木神社の「ワイン守り」のアップ


 「まる(=ゼロ=零)」の中に「和」で、「令和」の意味もあるそうですよ。なかなかしゃれが効いています。

仁木神社の境内を案内する板谷宮司(左)
案内していただいた板谷宮司(左)


 ワイン好きな方は、ぜひ1度、お参りしてください。その後の人生、素敵なワインライフがおくれるかもしれませんよ。

仁木神社
▽住所/仁木町南町2-14
▽TEL/0135-32-2170
〈山﨑編集長のワイナリー巡り〉⑨NIKI Hills Winery(仁木町)2人の女性醸造家が生み出すエレガントで香り高いワイン
ブドウ畑でランチとワインの至福の時を㊦仁木町の魅力編〈山﨑編集長☆発〉ワイン神社あります
山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任、23年5月から千歳支局長。

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